あらすじ
「耐えて、頑張る」をやめればすべてうまくいく! 本書では、メンタルトレーニングの第一人者が、無理をせずに100%の力を発揮する32のヒントを紹介。「自然体でなければ本来の力は発揮できない」「なぜ日本人は『根性論』が好きなのか?」「集中とリラックスの共存でフロー状態を創れる」など、無理なポジティブ思考による弊害を解説し、自然体な自分で最高の結果を手にする具体的な方法を伝授します。「耐えて、頑張る」を卒業し、本当の力を発揮する1冊! 「ポジティブ思考で頑張ることに疲れ切っている人がたくさんいます。どんなにポジティブに捉えようとしても、嫌なものは嫌だし、つらいものはつらいのです。『嫌だなんて思っていてはダメだ。ポジティブに考えていかないと』と、その都度自分に言い聞かせて、何度も何度も自分に嘘をついて、なんとか乗り越えているだけなのです。そう、ポジティブ思考には限界があるのです」(本文より抜粋)
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Posted by ブクログ
【書評】背景:何をするにおいてもポジティブであるに越したことはないと思っていた中、この本を見つけたため。
感想:ポジティブ思考はあくまでも根性論。決して自分に対して自然体ではないため、結果としていいパフォーマンスは出せない。ありのままの状態を受け入れ、自然体で行動することが重要。
まとめ:
==一流の人は、自分の心は自分で決めている==
◎耐えてさえいれば、必ずいいことはあるのか?
→×ではないが、重要なのは「するべきことをちゃんとしているか」ということ。
◎大切なのは「人生の質」を高めること。
・生きている間の行動やパフォーマンスの質をいかに高くしていき、エネルギーをするべきことに注いでそれにふさわしい結果をいかにして手にしていくか
◎ご機嫌な心が人生に充実感と達成感をもたらす
・自分の心を整えることで、行動や人生の質を自分自身でも担保できるような格好いい生き方、つまりQOLの高い人生を送ることができる。
==「根性論」の正体==
・認知脳…外界からの環境・出来事・他人に密着し、何をしなければならないかを判断思考していく人間の脳機能。
・ライフスキル脳…認知脳の暴走を鎮静化し、心の状態を整える機能。
⇒この2つをバランスよく使うことが必須。
◎バイブレイナーの特徴
・いやな気分や楽しい気持ちなど、様々な感情を自由に謳歌しながらも、心や意味を外界に持っていかれてしまうことなく、いまするべきことを自然体でご機嫌に、何でもこなしていけるのが、新根性タイプ。
=揺らぎ・とらわれから解き放たれる=
◎意味づけに気付くこと
・嵐を鎮めるためには、まず自分が勝手に意味づけをしてしまっていることに気付くこと。
「本番というプレゼンはなく、自分で意味づけしている」
=根性論から解放された組織を創る=
◎支援力の高いリーダーの3つの特徴
1.自分自身がご機嫌でフロー状態
2.周りがライフスキル脳を発動できるように、心掛けができること
・会話の中で「気づき」をしたり、「考える」ことをしたりする機会を設けるように声がけをする。
3.周りをフローに導く姿勢ができていること
・自分がやってほしいと思うことを周りの人にしてあげる。
◎自分で組織を変える
・まず「変わろう」と決意をする。そして、実際にやってみる。それを根気よく繰りかえす。