あらすじ
世界中の思想、芸術、文芸に多大の影響を及ぼしている「ギリシア神話」。
*“やりたい放題に”女神たちに手を出すゼウス
*男に抱かれるのを嫌がって「月桂樹」になったニンフ
*五十人の子の父となった英雄ヘラクレスと「十二の難業」
*スピンクスの謎とオイディプス王の悲劇
*争いの女神エリスによって引き起こされた「パリスの審判」
*トロヤ戦争と英雄たちの時代の終わり
…美しく壮大なギリシア神話を代表する神々の顔ぶれと系譜、世界中で語り継がれる多彩豊富な物語の数々を、わかりやすく解説!
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Posted by ブクログ
小説以外の本を始めて読みまして、自分に合うか不安でしたが、まぁ入って来るわ来るわ。
著者の文章が良いのかと言うのは、初めてなのでわかりませんが、とてもわかり易く楽しい時間になりました。
ゼウスは全知全能ではなく、不倫の神でした。
このまま同著者の北欧神話を読みます。
Posted by ブクログ
■オリンポス十二神
・ゼウス
└天空の支配者。神々の王。
・ヘラ
└女性の結婚・出産・家庭生活の守護神。ゼウスの妻。
・ポセイドン
└海の神。
・デメテル
└農業の女神。穀物の豊穣を司る。ゼウスの愛人となり、「死者の国の女王」ペルセポネを生む。
・ヘスティア
└かまどの女神。処女の女神でもある。
・アテナ
└知恵と戦いの女神。ゼウスの頭から黄金の武具に身を固めて誕生した。
・アポロン
└光と予言の神。信託の主となり、ゼウスの意志を人間に伝える。弓矢と音楽の神でもある。アルテミスとは双子の弟。
・アルテミス
└狩猟と純潔の女神。金の弓と堅琴を持つ。アポロンとは双子の姉。
・アレス
└戦争の神。無類の戦争好き。
・ヘパイストス
└技術の神。どんなものでも自在に作成できる。ヘラが1人で産んだ神だが、足が不自由で醜男だった。
・ヘルメス
└商業と泥棒の神。牧畜を司る神。神々の使者。旅人の保護者であり、死者の魂の冥府への旅の案内もする。
・アフロディテ
└美と愛の女神。技術の神ヘパイストスと結婚し、戦争の神アレスを愛人とする。
Posted by ブクログ
ギリシャ神話はよくゲームなどのモチーフになっているため今更ながら漫画ではなくちゃんと文章で読んでおこうと思って読んだ。前に漫画を読んだけどあまり頭に入らなかったんだよな…。
ゼウス誕生のちょっと前からトロイア戦争の終わりまでをざっくりと説明してくれるのでこれ一冊で「ちょっと知っている」くらいになった気がする。ただ、〇〇〇〇した〇〇王の弟の〇〇、みたいに主語が長い文章が多々あるので少しややこしい。紙媒体として購入し、系譜と照らし合わせながら読めばよかったかな。
いつかイリアスとオデュッセイアも読んでみたい。
Posted by ブクログ
自分史の中で,ギリシア神話の本できちんと読み切れたのはこれが最初。
シェイクスピアと同様,教養人として求められる古典知識としてギリシア神話は避けて通れないのだが、これまた神々の身勝手さと、人間関係ならぬ、神々関係がグジャグジャで超難解。
結局半分くらいはエロ神の話になってゆくのだが、そのエロの結果、色々な発展?進展?が生まれてくる。
多分超簡略本だろうから、ギリシア神話をよく知っている人にとってはケシカランとなるのかもしれないけれど、自分のような超がいくつも付く読者にとってはスッキリとしたギリシア神話成功体験を与えてくれる。
挿絵も神々っぽくなくて好感持てる。
Posted by ブクログ
名前がかっこいいからって理由でミルトンの『失楽園』を読もうとして、挫折した経験、あるんじゃないでしょうか。他にも有名な西洋の詩人たちの詩(ボードレールとかね)を読もうと張り切って、撃沈したことも数知れず。「こんなん誰が読めるねん」と投げ出す前に、是非とも『ギリシア神話』を頭に入れておきたいところ。そうすれば、今まで暗記するだけだった世界史の用語や作品の感動に触れることができます。また、『ギリシア神話』は文学に拘らず、西洋絵画、現在では様々なキャラクターのモデルになっていますし、閑事だと割り切る前に、この本で「ざっくりと」知識を入れる、或いは整理するのがいいと思います。
そこで本書の内容ですが、砕けて分かりやすい文体で、関連する絵画作品も載っていたのでお勧めです。自分も、今までバラバラだったギリシア神話の知識がつながった部分も多々あり、面白くてすぐに読み終えました。『ギリシア神話』の解説書は他にも多くありますが、今のところ一番これがしっくりくる感じはします。
ですが、あくまで「ざっくり本筋をなぞる」だけなので、触れられていないエピソードもあった記憶。特に八章の「トロヤ戦争」は内容がきつきつで、いきなり読むと面食らうかもしれません。でも、ほんとに一冊でまとめられていたので、素晴らしい本だと思います。とても有益な時間を過ごせました。
Posted by ブクログ
なんとなくギリシア神話のことを知りたいなと思って手に取ったわたしには丁度良かった。神様たちみんな、自分の感情に素直で、こんな子が欲しいと思ったらすぐに子どもを産むし、怒ったら相手を食べるし、もっと怒ったら残虐に殺すし、神様たちがこんなに感情コントロール出来ないのに、人間のわたしはもっと無理だよな、と笑えてしまった。なんとなく気が落ちた時に読むと、全てがどうでも良くなるそんなギリシア神話が好きになった
Posted by ブクログ
神の世界、、、何でもアリなはちゃめちゃ展開が面白かった。ギリシャ神話を読んでしまったらそりゃ人間はこんな奔放な神たちには到底敵わないと思うようになるなぁと感じた。
登場人物やストーリーが多かったので細かくはなかなか覚えられなかったけど全体として神が繰り広げる展開にこんなのアリ?!と驚いてた印象。
Posted by ブクログ
最後の方は、もう何が何だか、誰が誰だかよく分からなくなっていました…。
でもこれは、もっときっちり読まなくてはいけないので、
その導入としてはとても良かったです。
名前も誤字があったし、きっとプロでも名前、ややこしいんだと思う!だから今度はもう少し難しいギリシア神話の本を読んでみようと思う。
Posted by ブクログ
今まで名前だけは知っていたギリシア神話に登場する神様のストーリーを知ることができた。登場する神々が多すぎて一度で覚えることは難しいが
可愛らしい挿絵が物語の理解を容易にさせてくれた。また、関連する神話の絵画も掲載されており、今後美術館に行く際は見てみようという関心を持てた。最初から最後まで印象的だったのが、ゼウスが美女を見つけるたびに抱いており、ヤリチンだと思った。
Posted by ブクログ
子供の頃に読んでうろ覚えだったギリシア神話を読み直し。
サラッと読めて大体思い出したかった話も網羅していた。
基本のストーリーはどの本も同じだから、これくらいざっくりと分かりやすさ重視で書いてくれているのは今回の目的に合っていて非常に良かった。
ギリシア神話を読むと神の気まぐれで人は死ぬんだな…と人の死だとか名誉だとかそんなものは些細な事なのかなと思える。
世の中には理不尽な事が沢山有るよ、と昔のギリシア人からアドバイスを貰ったような気持ち。
2022/1/17 追記
ふとギリシア神話について考えたこと。
「理不尽な事が有るよ」という単純な話ではなく、実際に理不尽で身を引き裂かれるような思いをした過去の人々が、その経験を神話として語り継ぐことによって理不尽によって奪われた何かを弔ったのでは?と。
映画リメンバーミーを観て思い至った。
Posted by ブクログ
登場人物が多いので指示語を使う場合混乱しないように気を遣って欲しいな…。
接続詞も前後関係と合致しているか微妙な点が多く読みづらかった。
オリュンポス12神まわりの有名な神々のエピソードや神々の性格は分かりやすく伝わってきたが、それ以外は巻きで紹介されていると感じた。一冊にまとめるのが難しいんだろうな…
全体を俯瞰して見る助けにはなると思う。
Posted by ブクログ
オリンポスの12神は父なる神ゼウスと母なる神ヘラ、そして2人の10人の子ども達だと思っていたが、どうやら違うらしい。どうもウルトラの父と母とウルトラ兄弟のイメージが頭に刷り込まれていたらしい。
オリンポスの12神は、ゼウスを中心に、その兄ポセイドン、三人の姉、それぞれ母親の違うゼウスの子ども6人と叔母にあたるアフロディーテの12人。ゼウスは姉二人を妻にしているし、神々は不老不死なせいか母と息子や叔母と甥で関係したり、しっちゃかめっちゃか。
神々は自由にやりたい放題なのに、人間には結構厳しくて、部をわきまえろなどと説く結構身勝手な、でもなぜか憎めない神様達なのでした。
Posted by ブクログ
無駄を削ぎ落としてシンプルにしつつ、物語として成立させているので、面白い。ただ、やっぱり登場人物(?)の多さと関係の複雑さが邪魔をするなあ…これはギリシャ神話なら仕方ないか…
Posted by ブクログ
複雑なギリシア神話の神様たちの逸話を各タイトルをつけて紹介してくれている一冊。ゼウスがあまりにも嫁・子だくさんで整理するのが難しいが、面白いところ・重要なところを中心に紹介してくれているし、順番に読まずとも興味ある小タイトルから読んでもいいかもしれない。彫刻や絵画も紹介されていて、興味を持たせる工夫がある。入門書として手に取りやすい一冊。