【感想・ネタバレ】マーケット・インテリジェンス論(日経BP Next ICT選書)のレビュー

あらすじ

市場データを基に市場動向を洞察し、自社のビジネスを競争優位に導く最善の仕組み「マーケット・インテリジェンス」について詳細に解説します。企業は市場調査会社から自社製品・サービスに関連する市場データを購入していますが、必ずしも十分に活用できていないと感じています。本書では、市場データを企業業績向上に直結させるための方法、組織、人員構成を具体的に提示します。

【第1章】 市場の動向を把握する
[1-1] 変化するICT市場
[1-2] ICT市場を把握する
[1-3] 情報と意思決定
[1-4] 経営資源としてのマーケット・インテリジェンス
[1-5] マーケット・インテリジェンスの情報の流れ

【第2章】 マーケット・インテリジェンスとは
[2-1] マーケット・インテリジェンスとは
[2-2] マーケット・インテリジェンスの使命と機能

【第3章】 マーケット・インテリジェンスを実現するための組織
[3-1] マーケット・インテリジェンス部門の位置づけ
[3-2] マーケット・インテリジェンス部門
[3-3] マーケット・インテリジェンス・オフィサーの役割
[3-4] マーケット・インテリジェンス成熟度モデル
[3-5] マーケット・インテリジェンス予算

【第4章】 競争優位をどう創るのか
[4-1] 洞察力を社内に醸成する
[4-2] 意思決定を支援する

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Posted by ブクログ

ネタバレ

組織に情報をどう組み込んで意思決定に生かしていくか、インテリジェンス部門の役割とそれをどう構築していくかのヒントになる。データをインテリジェンスに昇華させていくときに必要なものは「洞察」。当たり前かもしれないが、これがないと将来を予測していくことはできないし、ここの組織知がどれだけ蓄積されているか、洞察できる個人・組織の仕組みがあるか、それが競争に勝つための重要な要因となる。

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2020年05月17日

Posted by ブクログ

マーケット・インテリジェンス論

1.購読動機
新規性ある事業を売上そして利益に貢献させるにあたって、販売戦略(どこに、どうアプローチするか?)が必要なため。

帯の「経営者の意思決定の支援」に惹かれたから。

2.著者
IDCジャパン社長。ITの統計、レポートをまとめるアメリカ本国の日本法人。

3.定義
市場と自社の関係を明るくして、市場ならびに自社の成長率とその根拠を明確にすること。
※目新しさは無し。

4.プロセス
収集→分析→洞察→計画
※洞察がポイント。
 どうする? なぜ?

5.本書の活かし方
内容に、目新しさは無し。
あえて、ひとつあげるならば、経営戦略(やりたい、勝てる、儲かる)を、考えて実行できる組織づくりのロードマップ的な内容の記載があること。
すなわち、何を目的にどの範囲を標準化するのか?

インプットを事業と関連づけ、考える→行動→原因→ネクストのサイクルの楽しみが生まれる組織を目指す。

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2021年09月05日

Posted by ブクログ

今の業務ととても関連があるので、拝読しました。マーケットを洞察する活動、組織が全社的に必要であることを述べています。
そもそもマーケット・インテリジェンスとは?役割は?社内に根付かせるためには?を考える上で参考になりました。
経営層とビジネス部門の狭間に位置付けられ、どの方向を向けばよいか迷った時に立ち返りたいと思います。

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2016年01月17日

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