あらすじ
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【F-15Jイーグル戦闘機の元パイロットで航空写真家の第一人者・赤塚 聡氏が
「ブルーインパルス」の秘密を美麗写真とともに1冊にまとめました!】
【巻頭写真は赤塚氏ならでは空撮写真を満載!】
【カラー図解で第1区分の展示課目を網羅!】
【世界各国のアクロチームも紹介!】
ブルーインパルスは、航空自衛隊のアクロバット・チームです。
アクロバット飛行はきわめて高度な技術なので、パイロットは航空自衛隊の
戦闘機パイロットのなかから選抜され、さらに数年かけて一人前になります。
地上から見るアクロバット飛行は美しいものですが、ただ眺めているだけでは、
パイロットがどうやって難しい曲技を実施しているのかわかりません。
そこで本書では、アクロバット飛行の秘密を科学的な視点から解説します。
【この本の内容(一部)】
●ブルーインパルスとは?
●メンバーはどうやって選抜しているの?
●どんな天気でも飛行できるの?
●飛行場のないところでもフライトできるの?
●6機に与えられた役割とは?
●パイロットはどうやって訓練している?
●松島基地ってどんな基地?
●パイロットはなにを身に付けている?
●T-4の性能と機体特性
●パイロットに加わる「G」
●基本的なアクロ機動
●各種の隊形
●ブルーインパルスの歴史
●海外の主要なアクロチーム
●ブルーエンジェルス(米海軍)
●サンダーバーズ(米空軍)
●パトルイユ・ド・フランス(フランス空軍)
●フレッチェ・トリコローリ(イタリア空軍)
●ルースキエ・ヴィーチャズィ(ロシア空軍)
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Posted by ブクログ
コロナ渦で必死に働いてくださっている医療従事者のみなさんを応援するために飛び、1年延期になっていた東京オリンピックの開会式でも飛んだりと、人に力を与えてくれるブルーインパルスについて、とてもわかりやすく書かれている1冊です。
この本の冒頭は、昭和39年に開催された東京五輪で五輪を描くブルーインパルスのお話です。
1963年(昭和38年)1月、東京オリンピック組織委員会 (OOC) より、ブルーインパルスに対して、1964年(昭和39年)10月10日の東京オリンピック(東京五輪)開会式における祝賀飛行の要請がありました。
試行錯誤の準備と訓練の末、開会式前日の東京は土砂降りの雨だったためのハプニングを経ていよいよ迎えた当日は快晴でしたが・・・。
パイロットが本番前夜に深酒したり、都内を低空飛行したりなどは、いまでは絶対に無理な話ですが、高度成長期であった当時はそういう時代でもありましたね。
こんな興味深い歴史的瞬間の裏話からはじまり、『第1章 ブルーインパルスの基礎知識』『第2章 ブルーインパルスの使用機『第3章 ブルーインパルスの飛行課目』『第4章 ブルーインパルスの歴史』『第5章 海外の主要なアクロチーム』という構成で綴られています。
ブルーインパルスの基礎知識や飛行課目、歴史、各国のチーム紹介まで、写真や図も交えながら話が進むので、とてもわかりやすく、夢中で読み進めました。
元F-15Jパイロットという著者の経験があるからこそ、ブルーインパルスのどこが凄いのか、ポイントおさえた解説になっているところも魅力です。
Posted by ブクログ
先月の入間航空祭でもとてもかっこしい飛行展示を見せてくれたブルーインパルス。その職人技とも言える技術の秘密が知りたくて読んでみた一冊。それぞれの編隊飛行の隊形での参照点とか、各機の役割、それぞれの技の解説と読んでいてワクワクしながら、見たことのある演技についてはイメージを反芻しながら読んだ一冊でした。来年以降のブルーインパルスを見る目も少し変わりそう。パイロットの普段の生活とかも書かれていて、好きな人には楽しめる一冊かなと思います。