あらすじ
恋する想いは、今も昔も変わらない―あの紫式部や在原業平のみやびな“恋うた”をもとに、千年の時を超えて、加藤千恵がつむぎだす22篇の愛のかたち。出会いのときめき、別れの痛み、恋と友情のもどかしさ…ハニー&ビターで、とびきりせつない恋愛小説。
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Posted by ブクログ
新古今和歌集の和歌から生まれた現代の恋の短編集。
どの短編も切なくて苦い。
こんな思いを千年前の人もしていたのかと思うと、和歌がぐっと自分たちに引き寄せられて感じる。
わたしはもともと和歌や古典や歴史が好きだけど、そうではない人でも和歌をもっと身近に感じる事ができるんじゃないかと思います。
それぞれの話は痛くて辛いものややるせないものが多いけど、短いからこそ、その後を想像させる余地が残っている。