あらすじ
砂絵師のセンセーと貧乏長屋の大道芸人たちが、智恵を武器に幻術使いと対決する「熊坂長範」、押上村のお化け騒動を描いた「ばけもの寺」など怪奇趣味にあふれた作品を収めた『まぼろし砂絵』、二月の初午、夏の夜の麦湯みせの様子など、江戸の風俗描写に精細をきわめた作品が並ぶ『おもしろ砂絵』。シリーズ最盛期の2冊が楽しめる異色の捕物帳第4弾!
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Posted by ブクログ
シリーズ4作目。最初の“熊坂長範”で幻術が出てきて、あれ、何か方向性が変わったかな、と思ったけど、今まで通りに戻って良かった。センセーが幻術、妖術まで使えたら、本当万能ではないか。次の“人ごろし豆蔵”がすごく好きだ。最後の「いいえ、やはりマメゾーは、人ごろしでございますよ」と言うとこ、本当マメゾー!!そんなことないよ!と抱きしめたくなる。しかしマメゾーが第一の手下というか、他のメンバーとの格の差が出てきたような。まぁもともとか。マメゾーは本当センセーよりすごいんじゃないかっつー芸の持ち主だもんな。本当、こんな貧乏長屋にはもったいないというか。それを言ったら、センセーもか。