【感想・ネタバレ】A collection of love stories3 林檎の乙女は王の褥で踊るのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

4つの短編集が収録されています。
表題作以外は「頑張る働く女の子たち」が主人公でなんだか新鮮だったなぁ~。

・林檎の乙女は王の褥で踊る
すごいタイトルだな、コバルトで大丈夫なのか!?と最初思いましたけれど、そこまでではありませんでした。年の差夫婦の話でいつまでも妹のように扱われるのにヤキモキした嫁が色々な手で誘惑する、みたいな話でした(笑)

・ぼんやり姫と雪色の恋
突然転がり込んできた王位に内気で物静かな王女が苦悩する話。出来る姉にかなりのコンプレックスを抱いていたみたいで、自分に対して自信がなさすぎてww片想いしていた婚約者に叱咤激励され、国の現状を思い知ってからは強い女王様になりましたが、最初、後ろ向きすぎてなかなか好きになれない王女様でした。一番の功労賞は婚約者のフェルナンドでしょうか?(笑)

・薔薇色の化粧師
シスコンすぎるお兄さんが妹のために有能な化粧師を呼び寄せるが、逆にその有能な化粧師に骨抜きにされてしまう話でしょうか(笑)4つの話の中では一番好きかも。最初はルイスのシスコンぶりにやや引きましたが、ラヴィに恋してからは二人のラブラブぶりにキュン!としました。クール系大人美女が主人公なのも珍しいな、と思いました。

・金細工師の恋人
4つの話の中に登場するヒーローの中ではこの話のオスカーが一番好き。頼もしい所もあれば可愛い所もありで、男だらけの職場で働く幼なじみのことが心配でたまらないらしい。常にヤキモキしてそう(笑)将来は夫婦そろって金細工師として素敵なものを作って仲良く暮らすのでしょう。

この西洋風ファンタジー短編集はシリーズ化したのかな?これからも発売するのかしら?作者の方、たくさん書いて頑張りますね~。読者としてはいっぱい読めて嬉しいですけど、題材とか被ったりしないのかな?(笑)

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2013年04月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

4つのお話の短編集でした。

■林檎の乙女は王の褥で踊る
9年前に7歳で11歳年上の王に嫁いだオリアローズ。
現在は16歳と27歳で年齢的には問題ないのに、いくらオリアが迫っても夫のラーシュにかわされてしまってます。

オリアがラーシュに妹としか見られていないと思ってるのは、ラーシュの態度から分かる気がしますけど、ラーシュの方は、あんなにオリアに迫られてるのに、オリアは自分を兄としか見ていないって思うってのは、どうかなぁ。鈍いにもほどがあります。

誤解が解けて結ばれたあとは、何度もって感じですけど、コバルトだとここまでかな?

■ぼんやり姫と雪色の恋
姉女王が自分の好きな人と結婚するために、婚約を破棄して退位したことで、女王の座と姉の元婚約者だった初恋の相手と結婚することになった、クラウディア。せっかく結婚できたのに、自分は退位するからと初夜を拒み、ただぼんやりと過ごしているってのは、夫のフェルナンドでなくてもちょっとイライラしました。

ただ、そんな自分を恥じ、女王であることを自覚したあとは、これまでのクラウディアとは話し方も態度も全然違う女の子になったのは、ちょっと驚きでした。

■薔薇色の化粧師
最初フェデリカの描写がかなりひどかったんで、元々ブスデブのお姫様かと思ったら、失恋の痛手で肌荒れになっているだけで、ラヴィのおかげできれいになったのは驚き。

ルイスのシスコンぶりは、かなりのものだったので、ラヴィに鞍替えしたあとは、フェデリカはちょっとほっとしてるかもって思いました。

■金細工師の恋人
ハンスが結構好きなタイプでした。
ヴィヴィアンヌと結婚するためにアルバイトしてお金を貯めてたのに、それがヴィヴィアンヌには伝わってなかったのはちょっと不憫。

マイスターの試験もあの流れだと、ハンスもマイスターになれててもよかったんじゃないかなって思うんですけど、彼は来年もう一度ってことになると、ヴィヴィアンヌの下で働くってことになるのかなぁ。

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2013年04月06日

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