【感想・ネタバレ】レディ・エミリーの事件帖 折れたアポロ像の鼻のレビュー

あらすじ

19世紀倫敦。喪中の貴婦人探偵、現る。欧羅巴美術館に隠されし謎――紐とく鍵は、死んだ夫の日記と、メイドが壊したアポロ像。

★結婚後すぐに夫を亡くし、豪奢な屋敷でひとり喪に服す若き貴婦人エミリー。夫のことは他人同然に知らなかったが、いつしか彼が生前愛した美術品を眺めるのと、遺された日記を密かに読むのが数少ない楽しみに。そんなある日、夫の蒐集品の1つアポロの胸像をメイドが掃除中に壊してしまう! ぽきりと折れたアポロ像の鼻からは、とんでもない謎と夫の黒い秘密が飛びだして……? エミリー、最初の事件。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

運悪くこの作品を読み始めてしまった男性、
とくに未婚者は、
主人公のあまりに現実的な、利己的な結婚生活に幻滅するのは仕方がないと思う。

でも、我慢して読み進めてもらえば、
亡き夫に恋をしていく姿に許してもらえるのではないか。
ヴィクトリア朝の貴族の女性には、
社会的自由はあまり与えられていなったことも加味してほしい。

そのヴィクトリア朝の習慣・文化に挑戦していく様子もおもしろかった。
ミステリーとしても、結構面白かったと思うのだけど。

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2017年12月03日

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