あらすじ
わずかな油断や予想外のアクシデントなど、さまざまな理由で人は挫折を経験する。そんなとき、誰しも「もうおしまいだ」と、心が折れそうになるだろう。けれど、どんなときにも必ず光明はある。希望を捨てなければ――。 この物語の主人公は、いずれは日本を代表するバドミントン選手になると将来を嘱望された少年。しかし彼は、ある事故によって、スポーツ選手として致命的なケガを負ってしまう。誰もが絶望する中、彼自身は諦めなかった。 少年は奇跡を追って、再び走り出す。もう一度、空高く翔ぶために。
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Posted by ブクログ
怪我で栄光の道から外れてしまった少年が
不器用さに諦めて一度は下を向いた少年が
それでも腐ることなく跳躍する
脆さや弱さと背中合わせのその力強さや
真っ直ぐな意思が
ただただ眩しい
そんな読後感
じんわり、温かな気持ちが広がる
翼の淡々ぷり、好き
Posted by ブクログ
事件が起こった時、挫折するか、折れるか、進むか。
将来を有望されていたのに、事故によって
その将来はなかったものに。
さらっと何が起きてどうしたのか、が書かれていますが
詳細が書かれていないというのが、主人公にとって
重要視すべきことではない、と言われているかのよう。
自分ができなければ、できる人を連れてきて
できない部分を補っていけばいい。
作業としてはそうですが、試合となったら?
きちんと話し合っていなければ、相手を補助として
対等ではないものとして扱っているように聞こえます。
誰もがそうですが、きちんと言葉にして
不平を、真意を伝えるべきです。
そうでなければ、最悪の時を迎えてしまいます。
それを諌めてくれるのは、周囲の友人で会ったり
年上のものであったり。
好きな事をそのまま追い続けられる、というのは
とても幸せな事です。
それがたとえ、昔の仲間から馬鹿にされたように
見下されたように、厳しい目で見られたとしても。