【感想・ネタバレ】ドリトル先生アフリカゆきのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

子どもの頃、大好きで、全巻読みました。今回、再読しました。
やはり井伏鱒二さんの日本語訳が好きです。難しい文体でもないし、子どもたちにも、井伏鱒二訳を薦めたい。
人種差別的という評価がされていると大人になってから知り、ショックを受けていました。読んでいた当時はそんなこと思いもしていなかったから。編集部が最後に注意書きを書いてくれているので、そこを含めて読んでもらう必要はありますね。
今読むと、黒人の王子様の願いが白い顔になりたい、眠り姫に受け入れられたい、なんていう部分は私も受け入れられないですね…。

ただ、ストーリー、先生や動物たちの活き活きとしたキャラクターや、姿勢、問題解決へのアプローチの仕方などはとても好きです。

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2023年09月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最初は人間相手の医者だったが、オウムと話をしている時に他の動物の言葉も学習すれば話すことができることを知り、それから動物の医者になった。
ドリトル先生はたくさんの動物の治療をしたので世界中の動物たちに知れ渡ることになり、アフリカのサルたちがたくさん流行り病に侵されており助けを求められる。
そこからアフリカへ行きイギリスへ戻るまでの物語。
道中色々なことが起こりそれらを解決して前に進んでいく。
動物と話すことができるという時点でファンタジーであり、話の展開が面白い。
他の人が触れられている人種差別の問題はあるが、作者の生きた時代は自然とそういうものだったのだろうと思う。それらについて現代の子どもが嫌悪感を示すかどうかは分からないが、そういう時代がありまた世の中の認識が変化していったことに触れるきっかけとなってもいいと思う。

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2022年06月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

子どもの頃から知っているのに興味が持てなくて読めなかった名作、読んでみたら存外面白くてスラスラ読めた!
さすが長らく児童文学として名を馳せるだけあるなぁ。

ドリトル先生は元々人間の医者で、途中から動物のお医者さんになったとのこと。
全然知らなかった…。
しかも動物と会話ができる!?
面白い予感しかしない。
なぜアフリカに行くことになるのかも納得だし、アフリカに行くまでも波乱万丈だ。
冒険に次ぐ冒険で、目が離せなかった。
シリーズの他の巻もぜひ読んでみたい。

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2024年04月26日

Posted by ブクログ

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初めてきちんと読みましたが、ドリトル先生すごい。
人間の病気を治すだけではなく、動物の病気を治すだけではなく、悪人を厚生もさせる。

今から100年近く書かれた本なので、人種差別とかもありますが、そういうことを抜いても、ドリトル先生の理想主義的現実対処能力のなさが、三国志の劉備玄徳みたいでいやだ。
動物が好きで、自分が引き取るというのなら、エサの心配をしなくてもいいように何らかの手立てをとらなくてはダメだろう。
「困ったなー。でも何とかなるよ」っていうのは、無責任というのです。

でもまあ、実際なんとかなってはいるんだけども。

動物たちも、ドリトル先生を助けることができるのなら、もっと早く手伝ってあげればいいのに。

自分たちが助かるために、黒人の王子の顔を白くする何て詐欺のような手口を使って脱獄しましたが、それでいいの?

など、突っ込みどころは満載ですが、誰からも嫌われない男、ドリトル先生。(この辺も劉備玄徳みたいだ)
とりあえず、シリーズ通して読もうと思います。

挿絵もロフティング。
これが、味があっていい絵なんです。

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2017年07月17日

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ドリトル先生シリーズの記念すべき第一作。
小学生の時に初めて読んだ時、動物語を話せるようになったドリトル先生と仲間の活躍が、こどもにとってはたまらなく楽しいものだった。
ジップの鼻のすごさと、バンポがかわいそうだなと思った記憶がある。

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2012年04月27日

Posted by ブクログ

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生き物が大好きで生き物の気持ちがわかるドリトル先生は、ポリネシアの教えのままに動物語を覚え、人間を診察するお医者さんをすっぱり止めて、獣医さんになります。そして、サルのチーチーのいとこ達の住むアフリカで疫病が流行っている事を知り、動物たちと共にアフリカへ向かいます。

ドリトル先生は朴訥として全く欲がありません。ただ、動物が好き。そんな先生が大好きで側にいる動物達が皆個性的でとても可愛い。そしてオウムのポリネシアにはポリネシアの。アヒルのダブダブにはダブダブの。ぶたのガブガブにはガブガブの。犬のジップにはジップの。サルのチーチーにはチーチーの。オシツオサレツにはオシツオサレツの(笑)。それぞれの役目がきちんと描かれていて、楽しくて温かい。
途中、黒人の王子様が「顔を白くしてほしい」とドリトル先生を釈放するシーンがあり、マイケルJを思い出しましたけど;彼は白いお顔のままでいられたのでしょうか・・・(←かなり独り言)
ドクター・ドゥーリトルという原文をドリトル先生と訳された井伏鱒二氏の訳も品がありながら随所でくすっと笑わせてくれます。

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2012年03月20日

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