あらすじ
バーチャルネットワークゲームと現実世界の狭間で揺れる中学生の少年を描いた表題作や、電撃hp創刊号に掲載され人気を博した『わたしとロボットの関係』、そして自分と似た男と出会ったことにより、知ってはならない真実を知ってしまう少年の物語『ファントムファーザー』の計3篇を収録!!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
作家買い。かなり面白かったです♪
近未来の世界観は、どれもリアリティがある半面ちょっと怖く感じました。
3つの短編は、何処か切なく…続きが、あるんじゃないかっていう終わり方が印象的でした。
ちなみに一番のお気に入りは、「TETОRA」です。
オンラインゲームの話は、珍しいですし友情関係も好きだなー。
Posted by ブクログ
作者、深沢美潮さんが描くフォーチュンクエストが好きで、作者繋がりで読んでみたのですが、近未来SFとまた珍しいものですね。
3つの短編を集めたもので、どれも違う味の物語を楽しめます。
確か3つの物語で共通しているのは、同じ場所と言うか世界と言うか・・・。どれも話が繋がっているようです。
ネットゲームの話を描くとは小説の中でも珍しいもので、読んでいるとゲームをしたくなるような感じがします。
個人的に3つ目の話、ファントムファーザーが一番好きです。
何故父が居ないのかと真実を求めようとする主人公ですが、その真実を知ってしまうと唖然としてしまうもので・・・。
短編小説が好きな方にはぜひお薦めしたい本です。
Posted by ブクログ
短編が3話入った近未来SF。
ハッピーエンドでもバットエンドでもない終わり方で、ちょっと考えさせられる内容。
バーチャルの話が多いけれど、すごく想像しやすくてテンポよく読めるのでお勧め♪絵もかわいらしくて好きです。
Posted by ブクログ
深沢美潮はラノベ作家というよりはジュヴナイル作家だなあと再確認する一冊。
小中学生の頃に「フォーチュンクエスト」が好きだったが、今も細々?新刊が出ているらしい。気になるところ。
ライトノベル研究では創生期におけるこの人と神坂一の功績が大きいとされている。
しかし、どこか過去の人という感はぬぐえない。
この短編集はうまくまとまっている感があるので上記認識は残念。
収録3作とも、主人公の思いがよく描かれているし読後感もさわやか。
描かれ過ぎているという印象はあるが、これはジュヴナイルにとっては欠点ではないと思う。