あらすじ
「保育所・学童保育が足りない」
「街灯が少ない」
「図書館が使いにくい」
「無駄な公共事業が多い」
日々感じる行政への不満や疑問ですが、簡単には解決できないと思い、あきらめてはいませんか?
この本は、そうしたあきらめを吹き飛ばしてくれます。
確かに時間がかかるものもありますが、行政を動かす方法はちゃんとあります。
行動に移してみれば案外、あなたの力でも変えられることは多いのです。
子育て中の母親である主人公が住むまちのさまざまな問題を解決するために動き出すストーリーを読みながら、行政の仕組みや行政を動かす方法を知ることができます。
著者はつくば市議を8年間つとめた経験から市民が実際に不便を感じる事柄を熟知、一つひとつ丁寧に解説しています。
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Posted by ブクログ
ストーリー仕立てで町の政治についてわかりやすく書かれています。
中でも1番ためになったのは、直接請求権についてでした。有権者の1/50の署名で町を変えられる可能性があることには、とても希望を持てました。
それまでは、町長や町会議員など自分で選挙に出て票を獲得しなければなぁという思いがあり、踏み止まっていました。
でも直接請求権さえあれば、町に対してわざわざ選挙で選ばれずとも大きな影響力を持つことができます。
署名を集める必要はありますが、いずれにせよ町を良くしていくためには1人の力ではどうしようもありません。
これこそが、住民主体の政治といえる法律だと理解させてくれる本でした。
Posted by ブクログ
地方自治体の政治についてわかりやすく書かれていた。私たちの生活に密接する自治体の活動だが、実際にはどのようなことが行われているのかわからないことが多い。生活をしている市民が関心を持ち、少しでも声を出していくことが大切だとわかった。仕事もそうだが、不平不満を言っているだけでは何も変わらない。少しずつでもいいから、声を出し、実際に行動することで前に進んでいく。地方を良くするためにも、その地道な取り組みを一人ひとりが担っていくことが大切だとわかった。自分には何ができるか、まずは考えていきたい。
Posted by ブクログ
つくば市に住んでいます。
多分つくば市の政治の現状をベースにした本で、現実とオーバーラップする部分が多かったので、世界に入り込んで読めました。
本書では、普通の主婦が生活する上で抱えた普通の疑問を解決するにはどうすれば…と考えているうちに仲間が集まり、政治を変える力となっていきます。
政治は決して遠いところにあるものではなく、むしろ私たちの身近な生活の中に存在していること。
気づいた人から声をあげるのが大切であること。
そんなことに気づかされた本でした。
Posted by ブクログ
実際に市議立候補しトップ当選、地に足が着いた議員活動の実績があり、身近な地方自治についてわかりやすく、かつ身近なものとして政治がとらえられるような構成になっており、一般市民の政治意識を高め参加しようという意欲を引き出してくれる良書。
Posted by ブクログ
一人暮らしをしていると地域の問題は中々見えにくいけれど、家庭を持つようになった時、密接に関わってくる様々な課題に対してどう向き合ったらよいか知るきっかけになった。
国の政策ばかりに目が行きがちだけど、
県、市区町村によって暮らしやすさに違いが生まれているのは市民の声によって変えられるものがあるということ。課題は多いし簡単ではないけれど、近いところからでも変えていくことでより広い地域をよりよくしていけるのかもと希望を持てる内容だった。