【感想・ネタバレ】シャンハイ ムーンのレビュー

あらすじ

【谷崎潤一郎賞受賞作】魯迅は、いまさら言うまでもなく、アジアを代表する世界的な文学者の一人です。たとえば、1927年、ノーベル賞選考委員会は上海へ特使を送ってきました。その年の文学賞を受けてくれるかどうか、魯迅の胸中を打診しにきたのです。ところが魯迅は、それから10年とは生きておりませんでした。そしてここに不思議は、彼の臨終に立ち会ったのが、彼の妻と弟のほかは、みんな日本人だったという事実です。日本を心底憎みながら日本人を心から愛した魯迅。それはこの魯迅とその妻と、彼の臨終に立ち会った4人の日本人の滑稽な、しかしなかなか感動的な物語です。

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Posted by ブクログ

ながら読みで開いてもいつの間にか向き直って読んでる。派手さはないけど王道、「わかりやすい」し素直におもしろい。これは芝居のほうが数段いいだろうなあ。失語症のくだりのテンポよさが痛快だった、あれを役者の口で聞いてみたい。

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2012年05月06日

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