あらすじ
矢田聡司、社会人3年目。勤めていた会社から急な出向を命じられた不幸な彼は、初日の通勤中、痴漢に間違われたところを美女に助けられる。 彼女の名は鏑木彩佳。感謝する矢田が身の上を明かした瞬間、彼女は不機嫌も露わに去ってしまう。その理由がわからず困惑する矢田だが、出向先の同僚として不機嫌な美女と運命の再会を果たすことに。 そんな矢田の新しい仕事とは、『消費者省』という商品の安全性を守るために作られた『国の役所』で働くこと。ハードな職場で訳ありクール美女と凸凹コンビを組むことになった彼は、次第に彼女が抱える秘密を知っていくが……。
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Posted by ブクログ
表紙とタイトルから明るく楽しいお仕事小説♪と思って読んでいたら、なんと消費者省のリコール隠しを暴く、手に汗握るドキドキ小説だった!(;゜∇゜)なんだか本当にありそうな話で恐ろしい(--;)最後は正義は勝つ!って感じでスッキリ(^o^)
Posted by ブクログ
鏑木さんと矢田くん
やるせない主人公が少しずつ成長していく話は読んでいて気持ちがいい。
水沢さんはやっぱりノンフィクションの現場風景とフィクションの設定を掛け合せるのが上手い。
個人的には矢田くんの鏑木さんに惹かれる描写やお姉さんの回想などもう少しボリュームがあっても良かったかなと思う。
最後の現代版アトムのような展開はやはり胸熱だし、王道な感じがして読み終わって気持ちいい1冊だった。
もう少し続きを読みたいくらいが1番良いのかもしれない
Posted by ブクログ
以前に販売製品が原因の死亡事故がありながらリコール隠しで世間からバッシングを受けた企業に勤めていた青年 矢田、そんな彼が出向を命じられたのは消費者庁に新しく創設された部署、矢田はそこで皮肉なことからリコール隠しを行っている企業を取り締まる仕事につく。彼がそこで出会ったのは子供の頃よく一緒に遊んでいた少女と瓜二つの女性 鏑木、勤務初日に彼女に助けられた矢田だったが、矢田の素性を知った鏑木は強い嫌悪感を示す。しかし上司命令でコンビを組むことになった二人、鏑木はしぶしぶながらも矢田と共に行動を開始する。そして二人は大企業がかつて起こした事故に関わる事案に取り組むことになるのだが…そこには鏑木の過去が絡んでいて。
本作はリコール隠しをテーマにしており、実際にこんな攻防が企業と省庁間で行われているのかと興味深かった。本当はこんなことはあってはならないはずなんですけどね。
登場人物のなかでは個人的に同僚の凜が好ましかった。あのしゃべり方と雰囲気はストライクでしたね。また鏑木さんの所々で見せる天然?は思わずクスッとしてしまった。続編があるのか分からないが、個人的には期待したい。