あらすじ
ソニーの平凡な一社員にすぎなかった著者は突然、会社創業者である井深大氏の「英語屋」=通訳兼カバン持ちに任命される。だが帰国子女でもなければ留学経験さえない著者は、海外の超一流のVIPを相手に自己流の英語術で奮闘する羽目に。井深氏の持論である幼児教育論や東洋医学のやたら難しい専門用語に冷や汗をかいたり、創業者らしい“格調高い”英語のスピーチの原稿を書き上げるのに四苦八苦したり…。本書はそのような著者の四年半にわたる経験を、井深氏およびその周辺の人々とのエピソードや、そこでつちかった英語力育成のノウハウを交えながら書き綴ったものである。【目次】第1部 新米英語屋の勉強帳/第1章 社内「英語屋」ハンティング/第2章 英文レターへのこだわり/第3章 悪戦苦闘の駆け出し通訳/第4章 キーワードは「創造」/第5章 アメリカへ!/コラム 忘れ得ない人々・その1 井深さんを支えた若手スタッフ/第2部 汝の主を知れ/第6章 どこでもついて行くカバン持ち/第7章 東洋医学と0歳教育/第8章 「井深さん流」英語上達法/第9章 井深さんへのファンレター/コラム 忘れ得ない人々・その2 大企業トップの秘書/第3部 英語屋の卒業論文/第10章 お客様、ご案内~!/第11章 VIPが会社にやってくる/第12章 ボクの通訳プレイバック/第13章 国王陛下を笑わせろ!/第14章 たかが英語屋、されど……/あとがきにかえて
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Posted by ブクログ
古い本の整理をしていて、処分する前にもう一度読もうと思った本が何冊かある。ここのところ、そうした本を順に読んでいたりもするのだが、これもその内の一冊。
著者が井深大ソニー名誉会長(当時)の通訳(兼カバン持ち)を務めていた頃のことを綴ったエッセイなのだが、さまざまな側面があり、非常に面白い。
井深大という人物、当時のソニーという会社、通訳・秘書としてのノウハウ、社会人としての仕事に対する姿勢、この本はいろいろなことを教えてくれる。何より読んでいて楽しい一冊。
Posted by ブクログ
SONY創業者・井深大の通訳兼鞄持ちとして4年半仕えた著者が当時を振り返り、ビジネスや品位が求められる場での英語のコミュニケーション術について語る新書。
英語についてだけでなく、当時のSONYの社内エピソードや、井深氏の考えや理念のようなものもふんだんに書かれていて面白い。
多少のバイアスがかかっているのだろうけれども、それを差し引いても、井深氏のカリスマ性が伝わってきて、彼の著者を読んでみたいと思った。
第1部 新米英語屋の勉強帳
第1章 社内「英語屋」ハンティング
第2章 英文レターへのこだわり
第3章 悪戦苦闘の駆け出し通訳
第4章 キーワードは「創造」
第5章 アメリカへ!
第2部 汝の主を知れ
第6章 どこでもついて行くカバン持ち
第7章 東洋医学と0歳教育
第8章 「井深さん流」英語上達法
第9章 井深さんへのファンレター
第3部 英語屋の卒業論文
第10章 お客様、ご案内~!
第11章 VIPが会社にやってくる
第12章 ボクの通訳プレイバック
第13章 国王陛下を笑わせろ!
第14章 たかが英語屋、されど…
あとがきにかえて
Posted by ブクログ
著者の浦出さんがさいしょはソニー創業者だった井深さんのあとをちょこちょこついてまわっていてかわいかった。でもだんだん通訳になれてきて井深さんに商品説明などを任されるようになってベテランになっていく。英語屋さんという職業はこういうものなんだとわかりやすく書いてあってとんとん読み進める。
Posted by ブクログ
ソニー創業者の井深会長の専属「英語屋」として仕事をされた人の本。
英語のtipsはもちろん説明されているものの、話の力点はそれを使うためのエッセンスにある。井深会長の数々のエピソードのなかにそのエッセンスが凝縮されており、英語を使う前提を改めて認識。著者が充実した会社生活を送られたことがよく伝わってくる。
Posted by ブクログ
ソニーの若手社員が突然、ソニー創業者で名誉会長でもある井深大氏の通訳&かばん持ちに任命される。そのときの苦労などを綴った本。この本を通して、一流企業のトップである井深氏の人となりを垣間見ることができた。
Posted by ブクログ
通訳としてだけでなく、大企業トップの秘書としての主人公の経験が興味深い。
目に入るものすべてが彼の眼に新鮮に写り、それを素直な文章にしている。
随行の前に下見でハワイまで言ってくるあたり、スケールが大きいが、ボスへの細心の配慮の精神は学ぶべきところだ。
Posted by ブクログ
英語上達法が主な内容かと思ったが、実際はソニー創業者に付き人としての仕事内容について解説する話が多かった。
秘書の仕事というのはよくわかったが、単に英語を話せるようになりたい人が読んでタメになる内容はあまりなかった。
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
ソニーの平凡な一社員にすぎなかった著者は突然、会社創業者である井深大氏の「英語屋」=通訳兼カバン持ちに任命される。
だが帰国子女でもなければ留学経験さえない著者は、海外の超一流のVIPを相手に自己流の英語術で奮闘する羽目に。
井深氏の持論である幼児教育論や東洋医学のやたら難しい専門用語に冷や汗をかいたり、創業者らしい“格調高い”英語のスピーチの原稿を書き上げるのに四苦八苦したり…。
本書はそのような著者の四年半にわたる経験を、井深氏およびその周辺の人々とのエピソードや、そこでつちかった英語力育成のノウハウを交えながら書き綴ったものである。
[ 目次 ]
第1部 新米英語屋の勉強帳(社内「英語屋」ハンティング;英文レターへのこだわり;悪戦苦闘の駆け出し通訳 ほか)
第2部 汝の主を知れ(どこでもついて行くカバン持ち;東洋医学と0歳教育;「井深さん流」英語上達法 ほか)
第3部 英語屋の卒業論文(お客様、ご案内~!;VIPが会社にやってくる;ボクの通訳プレイバック ほか)
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