あらすじ
【大活字シリーズ】は、通常の電子書籍よりも約200%拡大した大きな文字が初期設定されており、小さな文字を読むのが苦手な方、高齢者の方をはじめ、端末操作が苦手な方でも気軽に電子書籍を楽しめるような設定となっています。
タブレット型電子書籍リーダーでの読書に最適な設定となっています。
海底に消えた伝説の都市「アトランティス」。
この古代史最大の謎に、科学雑誌『Newton』初代編集長にして地球物理学の第一人者、竹内均が挑む!
氏は、過去の噴火データなどをもとに大胆な説を展開。
かの有名な“紅海の奇跡”の謎にも迫ります。
あらゆる学問領域を自在に横断する氏の論は圧巻。
新しい視点からアトランティスの謎を明らかにしようと試みた渾身の作です。
【目次】
プロローグ――なぜ私はアトランティスを研究したのか
一 謎に包まれたアトランティス文明
(1)プラトンが残したアトランティス伝説
(2)失われたアトランティスを求めて
二 ミノア文明こそがアトランティスか
(1)ミノア文明とはどんな文明だったのか
(2)ミノア文明はなぜ滅んだのか
(3)ミノア文明はほんとうにアトランティスなのか
三 そこでどんな大爆発が起こったのか
(1)火山灰から推理するミノア噴火
(2)ミノア噴火はどの程度だったか
(3)そのとき大津波が起こった
(4)噴火が気象に及ぼした影響
(5)なぜサントリンで大噴火が起こったのか
四 聖書の“奇跡”の謎を解く
(1)エジプト王はなぜ太陽神の狂信者となったのか
(2)「出エジプト」の奇跡はどうして起こったのか
(3)モーゼは二人いた
【著者プロフィール】
1921年福井県に生まれる。1943年東京大学理学部地球物理学科卒業。1963年東京大学理学部教授に就任。1964年「地球潮汐および地球振動に関する研究」で、地球物理学のノーベル賞といわれるラグランジュ賞を受賞。狭い専門領域の枠を超えた、より総合的な学問のあり方を提唱して注目を集める。『地球学への出発』『地震の科学』など著者多数。
感情タグBEST3
科学的推論によるアトランティス
これまでアトランティスに関する本を数冊読んでいたのですが、存在論の多くは独断や無理な推論によるものでした。本書は、著者の経歴を見て、このような方までアトランティスに関心を持たれているのかと驚いて購入したのですが、科学(地球物理学)的な観点や歴史上の事実から考察してあり、多くの方々も納得される内容だと思います。古代文明に関心のある方にお勧めします。