あらすじ
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各誌紙の書評で激賞!世界が“変わった”瞬間をとらえた報道写真で現代の歴史を読む!
● 第一級の報道写真で綴るビジュアル現代史
● モノクロ、カラー写真、あわせて250余点を収録
● 当時の写真家のメモ、写真史からみた解説も掲載
その日、世界が動いた――。リンカーン大統領暗殺、日本海海戦など、19世紀半ば以降の「特別な100日」をピックアップし、その決定的瞬間をとらえた報道写真と解説で、歴史的な一日を生々しく伝えます。
120年にわたり「世界の今」を写真で伝えてきたビジュアル誌のパイオニア『ナショナル ジオグラフィック』と、報道写真の殿堂ゲッティ イメージズのコラボレーションが初めて実現!
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Posted by ブクログ
1851~2005年における、選りすぐった100日の写真集です。
ジャンルに関係なく過去から現代へ写真が連なります。
百聞は一見に如かず、写真はそれを容易にし、かつ保存します。
正確な歴史の記録は、人類が作る最大の作品であると思います。
Posted by ブクログ
写真技術の登場以来、カメラが目撃した100の出来事を、「ナショナル
ジオグラフィック」誌と報道写真の殿堂「ゲッティ イメージズ」
から選び抜いた写真を元に編集した写真集である。
パリでの第1回万国博覧会からハリケーン・カトリーヌの爪痕までを
取り上げており、戦争・内戦や処刑風景などの陰惨なシーンも多い。
死体がもろに写っているので、グロテスクな写真が苦手な人には
要注意な写真集だ。
報道写真と言えばこういった気が滅入るような写真が多いのは
確かだが、世界の歴史には明るい話題だって勿論ある。
エッフェル塔の公開、英国ヴィクトリア女王の在位60年記念式典、
ライト兄弟の初飛行、ウッドストックなどがそれだ。
取り上げられた出来事や、写真についての解説もあるので、読み物
としても楽しめる。
ここで取り上げられている出来事は過去のなのだけれど、そのひとつ
ひとつが現在に繋がっているのだなぁとも思う。
写真はやっぱり面白い。あぁ…こうやってまた写真集が増えて行くんだ。
Posted by ブクログ
大好きなナショナルジオグラフィック社が刊行した、歴史的瞬間を撮影した100枚の写真と、その事件や出来事の背景やその後の変化などを解説したもの。1851年5月1日のパリ万博から、1863年の米国南北戦争、1922年ツタンカーメン王の発見、1937年のゲルニカ爆撃、1967年ビートルズ、1980年連帯の公認、そして2005年ハリケーンカトリーナまで。戦争や虐殺などもとりあげているが、どぎつい写真はなく、子供とも一緒に見ることが出来る。映っているのはもちろん大統領や大スターなどもあるが、むしろ一般人が多く、教科書には無い身近さ、丁寧さを感じる。世界中で起こったそれぞれの出来事が「今」につながっているんだなあということを感じる一冊。写真はいいなあ。
Posted by ブクログ
世界を変えた100の出来ごとを大判の写真と共に解説。
写真が当時の雰囲気や興奮を雄弁に語る!!
・ライト兄弟の初飛行
・マチュピチュの発見
・ピカソも描いたゲルニカ空爆
・真珠湾攻撃の重要性
・広島原爆投下・・・エノラ・ゲイがリトルボーイを落とした日
・エベレスト初登頂
・キューバ革命軍勝利時のフィガロ・カストロ
・キング牧師の演説
・ケネディ暗殺
・ビートルズ、バンドを組む(サージェントパパー)
・人類初の月面着陸
・ウッドストック開催、平和の祭典3日間
・ライブ・エイドの開催
・ベルリンの壁崩壊
・チェルノブイリ原発事故
・ネット時代の到来
・そして・・・米国同時多発テロ。
などなど、世界の空気を一瞬にして変えてしまった写真の迫力。
Posted by ブクログ
―この年、この月、この日に"本当は"何が起こったのか。―
1851年の世界初の万国博覧会から、2005年に起こる自然災害の脅威まで、写真が語る真実がここにある。
帯にある、
「世界は明日、変わるかもしれない。」
の文字がなんとも印象深いです。
自分がまだいない、昔の時代。自分が今、生きている、この時代。どちらもどの時代も、常に歴史は動いているんだなあ。
Posted by ブクログ
日経ナショナルジオグラフィック社発行のビジュアル現代史…。1851年の第1回万国博覧会開催の写真から2005年のハリケーン・カトリーナまでの写真が掲載されている。
Posted by ブクログ
19世紀中ごろから2005年までの世界史上の事件を、写真をもって解説しているも写真集。翻訳ものらしく、そこは我慢が必要ですし、歴史観についても若干違和感がある箇所はありますが、それはともかく、写真には魔力があるというのを実感します。
つまり、人間は、自分の身の回りにある、直接体験できる・体験したような事実以外に関する問題点については、想像力を発揮し、或いは論理的に思考することで結論を出すしかありません。それは当たり前のことなのですが、想像を利用して結論を出している場面が多いということを意外と我々は意識していないようにも思えます。それはともかく、(憲法学的な視点は措いておくとして)たとえば自衛戦争を肯定しない人はあまり多くないでしょうし、今や集団的自衛権の話について肯定する人もいます。そして、論理的に、或いは想像力を持ってこのような問題点にとりくみ、答えを出すということは、それが具体的に体験されたことに基づきだされた結論ではないがため、本質的に非現実的なものとなります。
しかし写真や映像は従来なら体験できなかった事実を一瞬にして視聴者に伝えるという意味で、疑似体験をもたらします。そうなると、答えを出すに際して、人間は従来より具体的な判断をすることができるようになります。その一方で、それらのインパクトの大きさは、劇薬と同じく、使い方によっては冷徹な判断・論理的な帰結を妨げる可能性を含むものです。また、刑訴の話ではないですが、撮影者の主観の介入や捏造の可能性がありながら、事実として受け入れられがちということもあります。
まあ魔力というのはそういうイメージですが、いずれにせよ、我々が様々な問題を考える際には、自分が意識している以上に「想像」が関わっているということは意識しておかなければならないでしょう。
Posted by ブクログ
タイトル通り、カメラ普及以降に起こった100日の歴史的出来事が収録されている。戦争、病気、飢餓から、DNAの分子構造発見や月面着陸など、近代の人類の進歩や愚行を写真と共に振り返る。
まず、20世紀前後の世界史全然覚えてないな…と反省。本文ではかなり大雑把な説明しか載っておらず、また、所々分かりにくい文章であったため、最低限の知識がないと理解しづらい部分がある。しかし、世界中の歴史的写真は見ているだけでも興味深く、もっと世界史について学び、もう一度読み返したい本だなと感じた。
Posted by ブクログ
1851年のロンドン万博の写真から始まり、2005年のハリケーン「カトリーナ」の写真で終わっている。
戦場などの写真で、砲弾を置きなおしたり、遺骨を掘り起こして並べたりの「やらせ」があった。昔からあったんだ。
リンカーン暗殺の犯人たちが絞首刑になり、処刑台にぶら下がっている写真(頭部は頭巾で覆われている)もあった。今の時代では、とても公開できないだろう。
Posted by ブクログ
『写真という技術が世に生まれてから
現代に至るまでの世界の特別な100日』に
選ばれた写真を掲載した写真集。
ロンドン万博から始まり
100日の中で日本は1905年日露戦争
で登場
1941年真珠湾攻撃、1945年広島原爆
の3つが掲載されている。
第二次ボーア戦争の写真は凄惨なのに広島原爆
の写真は原爆投下4か月後の小奇麗な親子が
写っていて違和感を感じました。
Posted by ブクログ
この本は写真という技術が生まれてから現在に至るまで世界中の歴史を変えた100日の大きな事件が生々しい写真と詳細な解説でつづられており、これを読んではじめて知った部分も多く、衝撃を受けました。
この本はカメラおよび写真という技術が生まれてから、現在に至るまでの世界中で起こった100日分の事件の中で起こった貴重な瞬間を捉えた写真と、詳細な解説が一冊にまとめて収録されたものです。どのようなものがあるかといいますと、
1865年4月14日 リンカーン大統領暗殺
1903年12月17日 ライト兄弟の初飛行
1912年4月14日 タイタニック号の沈没
1929年10月29日 世界大恐慌
1941年12月7日 真珠湾攻撃
1945年8月6日 広島、原爆投下
1963年11月22日 ケネディ大統領暗殺
1969年7月20日 アポロ11号の月面着陸
1986年4月26日 チェルノブイリ原発事故
2001年9月11日 米同時多発テロ
2004年12月26日 スマトラ沖大地震
などであり、僕はリンカーン大統領を暗殺した俳優のブースと主だった人間4人が絞首刑で処刑されている瞬間の写真を今回はじめてみたのでそれがすごくショックでした。そのほかにも1991年8月6日のwww(ワールド・ワイド・ウェブ)を創設したティモシー・バーナズ・リー氏の肖像がさまざまなウェブサイトで構築されている写真。このモチーフが多分、後にアップル製品で絵が描かれたスティーブ・ジョブズ氏の肖像画になっていくのかな?という思いや、ロンドン大空襲の際には地下鉄の通路に横たわってナチスの空爆から徹底抗戦をするロンドン市民。
ウッドストック・フェスティバルで踊り狂う男女や愛と平和を歌うロックバンド。イスラエル建国の写真など、本当に貴重な写真の数々があって、読み応えがあり、さすがナショナル・ジオグラフィックのクオリティーだと感じました。ほかにも、人の心を揺るがすような写真がいくつも掲載されておりますので、こういったことに興味をお持ちの方は、ぜひ一読をされてみてはいかがでしょうか?
Posted by ブクログ
人類の輝かしい歴史のひとコマもちろんもあるが、やはり戦争の歴史、負の歴史が多く刻まれていることが、人間の性を如実に物語っている気がする。
人間は学んでいるようで、そのじつ、何一つ歴史から学んでいないという証拠なのかも。
Posted by ブクログ
世界のここ100年ほどの歴史を写真で振り返るとともに、報道写真自体の歴史も知る事が出来る。
こんなに自分は歴史を知らなかったんだ、と改めて知らされもする。
法王がAIDSの子供を抱きしめる写真は秀逸。言葉だけで聞いても、多分ここまで簡単にかつはっきりとは感動しなかったと思う。
Posted by ブクログ
取り上げられている内容で知らないものもあれば、知っていても、写真として視覚的に見るのが初めてのものがあったりした。写真から言葉では語り尽くせないメッセージが伝わってくる。
一つの写真から伝わるメッセージの威力を感じる。強烈な語りかけは、動画に勝るとも劣らない力を持っている。
ただ、撮る側のメッセージを強く反映させるための演出行為が写真報道初期の頃からあった事を知り驚く。
Posted by ブクログ
ナショジオが創立120年以上の協会である事にまずビックリ。歴史的出来事が写真に収められた一冊。写真が切り取った空気から出る臨場感は決して文章では表現できないものだ。2000年以降は、テロやら災害やらと、とにかく悲しい出来事ばかりで残念である。
Posted by ブクログ
あの大事件、
あの戦争、
あの大革命、
あの大災害、
あのテローーーーーーーー。
この100年間で起こった、「世界を変えた」、あの出来事。
新聞で読んだだけじゃ、人から伝え聞いただけじゃわからない、
その出来事の本当の姿を、写真で見る事によって感じられます。
私が「本当に買って良かった!」と思える大切な1冊です。
小学校とか中学校とかこの本を教科書にすればいいのに。