あらすじ
この世界が、もし、だれかの力で平和に保たれているとしたら? 強大な力をもつ「あやかしの鏡」が壊れたことで、世界が崩れようとしていた。霊能者の血をひく亜樹は、鏡を元に戻そうと奮闘していたが、あと一歩というところで、すべての黒幕である、いにしえの亡霊が目を覚ました。亡霊は、亜樹の親友の命とひきかえに、自らの復活をはかる。亜樹は大切な人たちを守れるのか?
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Posted by ブクログ
個人的には亜樹が集めなければならない「力のある言葉」は大量に(それこそ『夏目友人帳』友人帳レベルの分厚さ、多さで)あると勝手に思っていたから、今作で物語が終結してしまってちょっと残念。
それでも、亜樹は中2に成長してたし、ガラクタ集める帰宅部だし、チャーリーとも仲良くやってるしでなんだか良かった。
急に登場した舞ちゃんも実はあやかしの鏡に関わっていたし。色々偶然が重なるけど、全部必然に見えてくる。
ふと思ったのは、中学生、ギリ高校生くらいまでなら「ちょっと不思議な力を持った少年の冒険記!」感があって物語にもなるくらい面白いけど、亜樹が大人になった時、彼は「野辺地の繁栄には一生大事にされる存在」として扱われて色々と縛られそうだし、その親戚達も気遣うことが多くて、現代には合わない大変さがありそうだとはとこの鐘の言葉で思った。まあ、亜樹の良いバカさで何とかなりそうとも思うけど。
あとカガクン、元気になってたら良いな。