【感想・ネタバレ】京都ミステリーの現場にご一緒しましょのレビュー

あらすじ

「母の作品」はミステリー小説であると同時に、信頼できる京都のガイドブックでもあったと山村紅葉さんは言います。本書は、京都で生まれ育った紅葉さんが母・山村美紗の原作をもとに、京都ミステリーの現場を歩く一冊です。山村美紗作品の大半は京都が舞台で、その数多くがドラマ化されています。そんな京都サスペンスドラマで、なぜ嵯峨野の竹林でよく死体が発見されるのか? 追い詰められた犯人がなぜ南禅寺・水路閣で罪の告白をするのか? キャサリンシリーズの主人公キャサリンがよく食べていたお弁当とは? 狩矢警備シリーズで狩矢警部の妻・茶道家の澄江がお茶を点てている茶室の場所とは? 等々の裏話をはじめ、原作に登場するお店やスポットでの母娘の知られざるエピソードも満載です! あなたもこの一冊を手に、京都ミステリーの現場を訪ね歩いてみませんか。

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第2の「山村美紗の京都の旅」

僕が大ファンでした故・山村美紗氏は生前「山村美紗の京都の旅」と言う京都市内の「観光案内書」を執筆されていました。僕は先日、他の「漫画専用サイト」で彼女の長女で女優の山村紅葉さんのこの著書を知りました。この著書も「山村美紗の京都の旅」同様、「京都市内の観光案内書」としての役割をしっかりと果たしています。僕は山村美紗氏の「小京都・郡上八幡殺人事件」と言う推理小説の単行本のカバーで初めて山村紅葉さんの存在を知りましたが、タイのバンコク国際空港のロビーで彼女たち母娘が一緒になって写真に写っていました。また、僕は同じ時期に、当時この推理小説と同じ「中央公論新社」から、やはり単行本として発行されていました、「エースをねらえ!」の原作者の山本鈴美香先生が執筆されていました「7つの黄金郷」と言う「歴史ものの少女漫画」にも夢中になっていました。この「歴史ものの少女漫画」が未完成なのは勿論ですが、「電子書籍化」されていないのは誠に残念ですし、早期に電子書籍化されて欲しいです。

#感動する #タメになる

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2024年02月28日

Posted by ブクログ

京都で生まれ育った山村紅葉が母・山村美紗の原作をもとに、京都ミステリーの現場を歩く一冊。

山村美紗の原作を引用しながら、寺や神社、観光スポット、京料理・料亭とともに、山村美紗のエピソードが語られている。
紹介されているのは有名どころばかりで、一流の料亭、四季折々のイベント、子供の頃から当たり前のようにこれらに慣れ親しんでいる山村紅葉が羨ましくなった。
山村美紗の小説が好きなら面白いと思う。

1
2019年07月12日

Posted by ブクログ

山村紅葉さんは、推理小説作家の山村美紗さんの娘さんです。
この本は、京都で生まれ育った紅葉さんの、
母、山村美紗さんとの、京都思い出話がたくさん綴られています。
中でも面白かったのが、
山村美紗さんが、凝った豪華なデザートの話。
メロンを半分にカットし、中にシャンパンをいれた
フルーツポンチに凝った山村美紗さんは、
錦市場に、ロールスロイスで乗り付け、後部座席いっぱいにメロンを買い込んだそうです。
また、紅葉さんが、大学生の頃、
山村美紗さんは、そろそろ娘にお座敷遊びを覚えさせなければと思い、
祇園で、お座敷遊びをしたそうです。
男性のような、破天荒で、豪快な話が多く出てきます。
私のおすすめは、京都旅行に行く前に、目的地の情報収集として少し読み、
旅行後、あらためて読む、
すると、臨場感があって、さらに面白いと思います。

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2016年02月26日

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