【感想・ネタバレ】この愛、買いますのレビュー

妃川螢 / 一馬友巳

「行ってくる」 「…おいっ、バカ」 玄関先で仏頂面のまま、哉都にいってらっしゃいのキスを要求する男――大企業の辣腕副社長と名高い汐崎と、哉都は初恋を実らせた恋人同士。昔、契約愛人だった頃は、猫みたいに甘えるのも気障なセリフを囁くのもお手のものだった哉都だが、…今は恥ずかしくてたまらない。新婚を地でいくような生活に、本当の愛を知らなかった哉都は少しずつ慣らされていた。けれど、ふたりの前に哉都の元オーナーが現れて…!? ――誤解が誤解を呼び、いじっぱり同士の恋は波乱万丈!!

[ブクログ · ★★★★★]

「この愛、売ります」の続編です。

前作からわずか１ヶ月後、ラブラブ蜜月中のハズがなかなかそうはいかない２人の物語です。

２人のすれ違いだらけの不器用な恋の展開にプラスして、２人を取り巻く不穏な動きを追うサスペンス的な部分もあり、読みごたえはばっちりです。

前作を読んでいなくても楽しめますし、個人的にはこちらの方がオススメです。

不器用な大人の恋愛モノがお好きな方は是非♪

[ブクログ · ★★★☆☆]

大人の恋愛。擦れ違いが生じるが雨降って地固まる。地に足がついた文章で読みやすい。《この愛、売ります》の続編とのこと。機会があれば読んでみたい。