【感想・ネタバレ】蹄鉄ころんだのレビュー

あらすじ

バラクラヴァ農業大学は、年に一度の馬の競技大会をひかえてわきかえっていた。鋤競争、裸馬レース、曲乗り、蹄鉄投げ……すべてにおいて常勝を誇っていた大学軍団に、今年は暗雲がたちこめる。何者かが不幸のおまじないとして馬房の蹄鉄をすべて上下さかさまに打ちつけたのが効いたのか、工芸店で金銀の強奪事件が発生、巨大で美しい雌豚ベリンダが誘拐され、殺人まで起きてしまう。これらのめちゃくちゃな情勢に直面したシャンディ教授は、無事に収拾をつけられるのか……? 豊かな笑いに彩られた謎解きが楽しめる快作、大好評シリーズ第2弾。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

シャンディ教授シリーズ第二弾。

前作でプロポーズしたと思ったら、
もう結婚してましたシャンディ教授とヘレン。
年に一度の輓馬競技会が近づく中、
買い物に出かけた銀食器店で強盗に遭ったり、
大学一の出産待ちの豚が行方不明になったり、
そして殺人事件。

前作でシャンディ教授が魅力的な理由が謎だと書いたが、
その理由の一部は、この大学が楽しそうだからかも。

なんせその豚を捜すために、土曜日の朝五時四十五分に全学集会を開くぐらいだから。
学長が「農業はビジネスではない、文化だ!」と卒業式でオーク材の演台を真っ二つにするぐらいだから。
大学中が輓馬競技会や鋤競争や蹄鉄投げに血道をあげるくらいだから。
あれ?なんか学長の無茶苦茶ぶりが、やはり動物がらみの某教授を連想させるのは気のせいだろうか。

犯人は(自分のとっては)意外な人物でした。
そして、また妙齢のカップルが誕生したところも素晴らしい。

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2016年04月24日

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