あらすじ
皆既日食の日、多良湖岬のホテルで波の一撃をくらったぽっぺん先生は、模型のヨットにのって海図にない潮目をただよっていた。水先案内役としてあらわれたのは、1羽のワライカモメ。めざすは幻の島アルカ・ナイカ。やがてヨットは、生き物であることをわすれた人間への呪いにみちた、不気味な魔の海へ突入していく!
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Posted by ブクログ
美人のカモメとぽっぺん先生。実はとてもとても切ないラブストーリーである本作。やっとお嫁さんが出来ると思ったのに!残念!アルカナイカへと続く航海、素敵です。
Posted by ブクログ
子どもの頃、大好きだった「ぽっぺん先生」シリーズ。
帰らずの沼と、日曜日は覚えているのに
笑うカモメ号は内容がまったく記憶になかった。
それもそのはず…今回再読して、納得。
これ、子どもには少し難しすぎる。
記憶、悪魔、誘惑、裏切り、進化論、夢、少年時代、母親…
それらのごった煮スープ。
特筆すべきはコトバ遊びのうまさ。
(ダジャレなんですが、うまい!)
それにしても
悪魔たちの醜悪さと対比して
カモメの美しさが切ない。
あんがい萌えキャラかもしれない。
いつかきっとアルカナイカにたどり着く日まで
ぽっぺん先生は、独身を貫き通すのかな…。