【感想・ネタバレ】魅惑の恋泥棒のレビュー

あらすじ

自身の容姿も含め、美しいものをこよなく愛する美貌の泥棒・柳井将宗は、ある美しい弥勒菩薩像に目をつける。像を盗み出すため、その像がおかれている「海上の美術館」とも呼ばれるフランスの豪華客船へと乗り込んだ柳井は完璧に女装し、菩薩の偵察にいそしんでいたが、女装を見破り忌々しくちょっかいをかけてくる男がいた。医者という肩書きを持つその男は、沖孝久と名乗るが、実は彼も弥勒菩薩像をねらっている同業者だった。しかし沖からは、柳井のキス一つで菩薩の権利を譲ると提案され…。 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

豪華客船。時価数億の弥勒菩薩を狙う怪盗。どこぞのロマンチックなフィクションの香りがプンプンしているけど、単純に私はすごぉく楽しめました。
旧華族の末裔で時代と共に搾取されてしまった一族の宝を非合法手段で取り返している柳井将宗。
持って生まれた線の細い体つきに品の良い美しい顔立ちを利用して女装だって辞さない。今までただひとりとしてその変装を見破った人間はいなかった。謎の男、沖孝久を除いては。
大人同士の騙し愛ラブ。けれど常に一枚うわ手の沖の甘やかしに終始ニヤニヤww
なつかない猫みたいにツンとして体はともかく誰にも心を許さない将宗が、沖の成熟したアプローチにどんどん調子を狂わされていく感じ大好き。
タイトルのどこかノスタルジックな香りそのままのロマンチックサスペンス。

0
2015年01月18日

「BL小説」ランキング