【感想・ネタバレ】百日の騎士のレビュー

あらすじ

英国に住む日英ハーフの大学生・寿音は、ストーン・ヘンジをバイクで旅行中、突然の爆風と共に現れた西洋甲冑を着た大男と出会う。言葉も通じず、周りの状況すべてに驚きを露わにするその男を家に連れ帰った寿音。身振り手振りと、わずかばかり聞き取れる彼のラテン語らしき言葉から分かったのは、彼がランスロットという名前と、彼が円卓の騎士の一人で魔術師により異世界に飛ばされてしまったという内容だった。百日経てば元の世界に帰れるという彼の言い分に、半信半疑ながらも一緒に過ごすうち、紳士的な彼の内面に寿音は徐々に惹かれていく。いつか別れがくると知りながらも、その気持ちは止められず――。 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。

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購入済み

そういう事か!

これはかなり上手く落とし込めていると思いました。
一言でいうと《伝説を史実にしてしまおうプロジェクト》に巻き込まれた人々。
書きすぎるとネタバレすぎるので書けませんが、当たり前なんだけど中盤まで寿音(主人公)がランスロット(仮)の説明を信じてくれなくて、もどかしい思いをしました。
だって《心を壊している》とか、コスプレ呼ばわり以上にあんまりだと感じたので。
短期間で想い合うとか事に及ぶとかは、まあご都合主義と言わざるをえませんが、ハピエンで安心して読めます。

1
2016年03月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

アーサー物語を物語発祥以前の時代に始めようとしているSFのような設定が面白い。寿音が、時を越えたランスロットを心を壊した人として扱い、徐々に本物の騎士と納得するのもリアルっぽくていい。

0
2017年03月07日

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