【感想・ネタバレ】習近平にはなぜもう100%未来がないのかのレビュー

あらすじ

【ご購入の前に】 紙版の書籍に収録されている写真は、電子版には収録されておりません。あらかじめご了承ください。【本書の内容】 中国経済の崩壊で追い詰められた習近平は、国内では恐怖政治を強め、対外的には紛争を引き起こし、暴走の果てに最後は自滅する! 独裁政治を強める習近平政権の今後、泥沼化する権力闘争、軍部の離反、米中対決の行方、そして共産党支配の終焉まで、中国分析の第一人者が完全分析&予測する。知れば知るほど絶望的になる中国の未来、そして来るべきXデーに何が起こるのか、日本はどう対処すべきかまでを解説する。

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Posted by ブクログ

中国人で 中国嫌いの 石平さんらしい本である。
つくられた 図については よくまとまっている。
中国の実情を 数字で語らせる というのは、
大切な手法である。
嘘とでたらめなデータであっても、嘘がつけなくなっている現実。
大減速、経済そして不動産、株バブルの崩壊。
それが、『新常態』。
中速の中で、どう ソフトランディングするか?
なんだけどね。
それにしても、習近平の外資たたきのやり方もひどいね。

『一人っ子政策』から 二人、産んでもいいとは。
いちいち、国が決めるものではないような気がするが。
基本的人権が ないことが見えてくる。

外交の失敗。
アメリカとの蜜月演出も、アメリカに拒絶された。
習近平のばらまき外交への批判。

反腐敗運動に対する批判が。
反腐敗運動によって経済が失速したと誰もが感じていることへの反論。
反腐敗運動に抵抗する お役人たちの『不作為』行動。
反腐敗に対しての 3つの批判論。
『やりすぎ論』→経済の失速を招く。
『泥塗り論』→共産党のイメージダウンとなる。
『無意味論』→腐敗を根絶することができない。
官僚になるには 美味しいところがあったから。
しかし、反腐敗運動を進めないと 前に進まない。

習近平の孤独感が漂う描き方がうまいなぁ。
でも、なんか 図式的すぎて、
中国の複雑な人間関係の突っ込みが単純ですね。

習近平が去った後 胡錦濤とその仲間たちが笑う。
江沢民派の長老たちを つぶしたと言え、
紅2代は しぶとく温存されている。

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2016年05月06日

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