あらすじ
墨田・江東地区連続殺人事件の容疑者として相浦純也が逮捕された。縁あって純也の無実を信じる立花孝久からの弁護依頼を受けたのは、水木邦夫弁護士だった。妻を亡くし、生ける屍となっていた水木にとって再起を賭けた闘いだ。はたして、純也の無罪を証明できるのか、そして、真犯人は!? 驚愕の法廷ミステリー!
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Posted by ブクログ
社会派法廷ミステリー。ネタバレ覚悟で言うが、この小説はどんでん返しを純粋に楽しめたら勝ち!
俺なんか「なんだかおっさん臭い一昔前の、予算安いテレビドラマ(なんとか刑事純情派)みたいやなぁ」と思って…衝撃ドーン、さらに倍!で凄く楽しめた。
堅苦しいことは抜いて、楽しめたら勝ち。社会的問題も小説内の瑕疵も忘れてしまうか気付かないのが決めてである。
Posted by ブクログ
連続刺殺犯の容疑で起訴されてた純也くんの無罪が法廷で言い渡されたところで、冤罪を免れて良かったね、と思いつつ、まさか刺殺犯が判明しないまま話が終わるのでは?という最後のところで真犯人が明かされて、お話としてはまとまっててよかったと思う。
自殺した息子に思いを残すのもいいけど、せっかく淳美さんという彼女?ができたんだから素直に幸せになればいいのに、、と思ったけど、あんな事情じゃ、そうもいかないと納得。
余談だけど、
痴漢は常習性があって、はじめての時に捕まえなくても、いずれまた痴漢するから、はじめての痴漢は見逃すべきだ、っていう主張には賛同しかねるよ。私は。
痴漢されるほうにとっては相手が初めてだろうが常習者だろうが関係ないからね。
もちろん、痴漢の冤罪があるのもわかるし、やってもいないのに痴漢です!って言われて社会的に窮地に陥るのを防ぎたい気持ちもわかるけど。