【感想・ネタバレ】NARUTO―ナルト― イタチ真伝 暗夜篇のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

うちは一族の滅亡の詳細に触れられている。
断片的にダンゾウやうちはオビトが介入していたことは示唆されていたが、これを12歳の少年に実行させたことが我々との倫理観の違い、ひいては年寄りたちの愚かさを感じさせる。
ダンゾウは里のためという言葉を盾に自分の言うがままの里を作ろうと動き、ヒルゼンは煮え切らず責任を持った判断を下すことができず、残り二人はダンゾウの腰巾着レベル・・・
オビトによる殲滅の分担に彼本来の配慮がうっすらと見られる中、すべてを成し遂げ、いつか来る弟に殺される日を待ち望む彼が火影になる世界があったら・・・そう思ってやまない。
ただ、本編で彼は弟に胸中を語って去れたことと、同じ夢を持つ仲間と語れたこと、それだけでも幸せだったのかもしれない。

0
2020年05月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

小説だから描くことができたであろう、イタチの真実。

里の平和への願い。
うちは一族への想い。
サスケへの想い。
シスイとの約束。
父と邂逅することのできなかった最後。

父とイタチの関係性、「もっと早くに向き合っていれば・・・」とイタチがサスケに思っていたことを、同じように父フガクも思っていたに違いない。
どうして、もっと早くに解りあうための何かができなかったのか、悔やまれる。
一人の忍びとして、イタチへの嫉妬があったのも、やはり人間の感情ゆえとは思っていても・・・。
父と子でなく、忍び同士として解りあおうとしていたら・・・この結末には至らなかったかもしれない。

13歳という幼い子どもにとって、こんなにも胸を痛めながらも決断せざるを得なかった一族というしがらみ。
うちは一族に生まれたがゆえの悲しい結末。うちは一族に生まれなかったら違う未来を描くことができたかもしれない。イタチは本当に優しくてそして悲しい子どもだったということが響いてきた。
自分のことよりも里のことを、サスケのことを想って生き、そして死んでいったイタチ。
来世でイズミと穏やかな一生を過ごすことを願い、この物語を閉じたいと思う。

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2015年11月15日

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