あらすじ
なぜ国民の祝日「山の日」ができたのか。それは日本の山がすごいから。世界に誇れる日本の山の実力を知っていますか?
国民の祝日「山の日」の意義は「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」。
重要なのは「山に親しむ機会を得る」ということ。山は、知れば知るほど面白い。
山に親しみ、山を理解すればするほど、山の恩恵に対する感謝の念はさらに深まる。
すべての人々が日本の山を知り、理解する手助けとなる解説書として、日本の山がなぜすごいのかをご紹介するのが本書です。
日本の山はすごい!世界に類のない自然の宝庫であり、長い歴史のなかで培われてきた山の文化がそこにある。
日本人と山とのかかわりについて理解を深め、日本の山の魅力を再発見するための情報を広くコンパクトにまとめた解説の書です。
1、「山の日」ができるまで
2、世界にも希有な日本の山岳景観(地質・植生)
3、山に神仏を見、尊んできた日本人(歴史)
4、芸術の源泉としての山を知る(文化)
5、山登りが心と体にいい理由(登山の効用)
6、山を守り将来に伝えるには(環境保護)
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Posted by ブクログ
日本の山について多角的に色々知ることができた一冊。
登山体系はもちろん、日本人と山との歴史的関係、日本の山の地理学的特徴など幅広くコンパクトに紹介してくれている。
中でも江戸時代以前の山は伐採で禿山がひどく多かったといった事実は恥ずかしながら初めて知りました。だとしたら、森がどうやって復活したのか、当時の自然破壊の惨状はどの程度なのか、等、もっと知りたいことが増えました。
しかし本書を読んで改めて、日本の山はバリエーション豊富で四季の変化もあって、動植物も豊富で温泉にも恵まれて本当に素晴らしい、こういった山に登れる幸せをほんと実感しました!