【感想・ネタバレ】笑えぬ童子～108の業～ １巻のレビュー

真野真

不幸に直面した人々の前に現れる座敷童子は「不幸の宿替え」と称し、人々を幸福に導くのだが…。 自分の幸福が他者の不幸となる時、選択を迫られた者達が選ぶ結末は!?

[ブクログ · ★★★★★]

面白い！座敷童が人が幸せになりたいという欲を不幸の移動によりかなえる話。主人公の選択によって結末が両方用意されているのもいい。

[ブクログ · ★★★★☆]

人の煩悩を題材に その煩悩に対し苦しんでる人に二つの選択を与える、ただ自分が幸せになる選択をすると自分の知ってる範囲で誰かに不幸が降り懸かるという重ーい題材。

本巻だと派遣切りだったりDVだったり風刺的な所がまた面白い。
オムニバス形式なので巻末にそれぞれの話の別の選択をしていたら…というアフターサービスがあったのもよし。

[ブクログ · ★★★☆☆]

孔雀王の人と勘違いして買ってしまったけど、これはこれで良し。必ず二種類の結末を楽しめるというのも良いですね。

[ブクログ · ★★★☆☆]

人の煩悩とそれがもたらす業をなぞらえた作品。人のために自分を殺すか、またはその逆を選ぶか、短編ごとに主人公の人間性に沿って結末を変えてくるのが面白かったです。ただ、心理描写がリアルなばかりで、漫画としての良さには欠けるんじゃないかしら。