あらすじ
仏教には「一切のものごとは生まれては消えていく」という考えがあり、それを「流れ」と言います。こころも常に「流れ」ていくもの。死の瞬間にこころが消えても、またどこかで新しいこころが生まれるのです――。「輪廻転生」や「死後」について、ブッダの教えをそのまま伝える初期仏教の立場から、スマナサーラ長老がわかりやすく語ります。「死ぬまでにどういうこころで生きるかが次につながる」、すべての主なるこころの大切さが深く理解できる一冊。悩むことは意味がなく、生きているから善行ができるということが素直に実感できる必読の書です。
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Posted by ブクログ
仏教の視点から死後の世界観を解説。結局は信じるか信じないか二者択一だが、それは別として読み物としては面白かった。釈尊が輪廻(何度も生まれては死に、生まれては死ぬ)なんて冗談じゃない、もうイヤだ!と言ったのは初耳。確かに無目的に本人の事情も無視して生死を繰り返すのは勘弁して欲しい。この輪廻のサイクルから卒業するのが解脱で、瞑想して煩悩を消滅させるとできるとサラッと書いてあるけど、これじゃ多分みんな解脱ができないから輪廻しているんじゃないのかな。仏教の不親切な一面を見た。