あらすじ
漫画界の長老・水木しげる氏のお金にまつわる自伝的コミック!
貸本漫画家時代の貧乏暮らしから、雑誌での人気作家になる寸前までを、
当時の家計簿を元に、貧乏ながらも楽しく生活していく姿を描いています。
単行本化にあたり、“ゲゲゲの女房”こと布枝夫人と水木センセイの対談や
当時の写真や解説も収録!!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
そろって卒寿超え、ご長寿を誇った武良三兄弟の末弟 幸夫氏も今春4月、鬼籍に入られた。
この機会に再読する。自転車操業どころか一輪車操業みたいな苦境・逆境だというのに、マンガに描かれた水木サンの周辺は妙に明るい。のちの大成功を知っているばかりではない気がする。
Posted by ブクログ
貸本・紙芝居業など日本の文化史の裏側の経済問題をベースに、水木しげる自身の家計簿で当時何が幾ら、出費は何、という生活の話を混ぜ当時のエピソードが展開して行く。
お金のかからない趣味としての墓巡り、そこで立ち去るのが名残惜しい表情を見せる墓石には小便で通信をする…ってこれちゃんと良い意味で成立したものだったんだろうか。とても水木先生らしいけど。
紙芝居河童の三平は河童を出しすぎて収拾がつかなくなり失敗した、というオチがとても好きw
Posted by ブクログ
オモチロかったです。水木先生の赤貧洗うがごとき若き時代。金策に苦労されてる姿がユーモラスに描かれていてふしぎな感じでした。しかし描き込みがすごい!上巻ではまだ水木先生は独身です。戦後独特の怪しげな胡散臭い雰囲気が出ていていいです。