【感想・ネタバレ】ブルーサーマル ―青凪大学体育会航空部― 1巻のレビュー

あらすじ

「空がこんなに近いなんて知らなかった!」主人公・都留たまき(通称・つるたま)は恋愛をするために入学した大学で、“グライダー”と運命的な出会いをする。グライダーとは、エンジンを装備していなくても、上昇気流を捉えることでどこまでも飛翔することが出来る飛行機。そのグライダーを駆る体育会航空部を舞台に、つるたまと少年少女達の光り輝く青春ドラマが幕を開ける!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

飛行機に乗ると、たとえ空と雲しか見えなくてもじっと窓の外を見てしまう。でも風を体感することはない。風に乗るグライダーから見る景色はどんなだろうか。
ブルーサーマルはそんな空を飛ぶことへの憧れ、一面の青い世界を見せてくれる。
大学の体育会航空部に入ってしまったつるたまを通して、グライダーとはという知識も自然にすんなりと頭に入り、つるたまと一緒に空を飛ぶ気持ちにさせてくれた。飛ぶのはたとえ操縦者1人でも、一人きりでは絶対に飛べないとつい熱弁をふるってしまう空知くんも、天才倉持先輩も、他の人物もそれぞれにいい。
だがお姉ちゃんの登場で一筋縄ではいかない人間関係が描かれる。つるたまも、多分空知くんや倉持先輩も、それからつるたまに酷く当たるお姉ちゃんもそれぞれに、その場所その時間に立つまでの過去があり、それは簡単には言い表せない挫折や悲しみがあるのだろうと思われる。
地上に生きるしかなく、時に泥に足を取られることもあるからこそ、空の青さがまた目にも心にも染みるのだ。

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2016年04月29日

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