【感想・ネタバレ】シークの罠【ハーレクイン文庫版】のレビュー

あらすじ

エミリーは砂漠の王国カズバーンへやってきた。兄が作った800万ポンドの借金の返済を延ばしてもらうためだ。だがプリンスのザックは耳を貸そうとせず、目の前に立ちはだかると、いきなりエミリーの髪どめを奪った。流れ落ちる金髪を、値踏みするようなまなざしで睨めつけて、あざ笑うように唇を歪める。「君は美しいな……女の魅力で迫ってこいとでも言われたのか」わが耳を疑う彼女に、さらにザックは残酷すぎる提案を強要した。彼の妻となれば兄の借金を帳消しにするというのだ。
*本書は、初版ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった。

砂漠の国の皇太子×純粋で清純無垢な外国人女性との恋。
どちらも好感度が高いキャラで、嫌みなく最後まで楽しめる。
ストーリーとしては、シークに多額の借金をして踏み倒したどうしようもない兄のためにヒロインが契約結婚をした挙げ句、いつしか互いに烈しく惹かれ合うという、お決まりの展開ではあるが、先が気になり読むのも速かった。

シークのザックは一見、冷徹で傲岸、砂漠のシークの典型のように見えるけれど、実は情に厚く誠実な男性だし、ヒロインのエミリーは現代女性にしては、いささか珍しいほど慎ましく優しい。
自然と読んでいる自分も、二人の恋を応援したくなった。
読んでいて、優しい気持ちになれる作品だと思う。

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2025年07月23日

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