【感想・ネタバレ】雲の王(空の一族シリーズ)のレビュー

あらすじ

気象台に勤務する美晴は、息子の楓大と二人暮し。ある日、自分たちが天気を「よむ」能力を持つ一族の末裔であることを知る。美晴にも天気を予知する不思議な能力が出現し、特別研究チームへの参加を任命される。それは、代々“空の一族”が担ってきた「外番」の仕事をすることを意味していた。「外番」とは、そして一族の「役割」とは一体何なのか? かつてない気象エンタメ小説、ここに開幕!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

大気中の温度や湿度、気流を読むことができる能力を持った女性が主人公の気象ファンタジー。
台風などの気象現象の推移を予測し災害をへらしたり、台風自体を制御しようとする科学もののお話しでもある。

主人公の女性が母親のこともあり、少し後ろ向きなところがあって、もう一つ物語に乗れなかった。
あと、物語として結局なにが書きたかったのか良く分からない印象。人の力の無力さなのか、それでも努力することの大切さなのか、単純に気象現象の壮大さなのか、はっきりしない。それもあって、最後は無理に明るく終わらせたような印象を持った。
ちょっと残念。

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2024年08月09日

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