あらすじ
【真面目にやりたいのに、誰もが不真面目!】
悪魔と人間が組んで戦い、魔界の王を決める戦い《魔王祭》。漫画の原稿に描かれた魔法陣で召喚されてしまった、悪魔っ子アイニーは、趣味で漫画を描いている犬山とともに、魔王祭の戦いへとその身を投じる…! 触手大好きなゴスロリ少女・鳥栖や、足フェチ兄とアホな妹の魔術師・天馬兄妹、さらに彼らと組む個性的な悪魔たちとの戦いを経て、成長を遂げていく犬山。そして、現れた最強の敵、それは…。犬山とアイニーの仲もちょっぴり進展!? 恋と戦いのバトルアクションコメディ4コマ、ここに完結!
(C)2016 Akuro Yoshibe
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Posted by ブクログ
むぅ、残念
この『悪魔も踏むを恐れるところ』も、この巻で終わっちゃうのか、しかも、妙に中途半端な感じで
最近、多いなぁ
でも、先生自身が「まだ描きたかった」って無念さを抱えた上で、読み手が納得して受け入れられるラストを、と考えて描いてくれたのか、ラストはそう悪くない
犬山vsマカロン先生の魔術勝負に加え、アイニーvsアミーの姉妹対決も滾った
まさか、犬山があんな勝ち方をするとは思ってなかったが、これはこれで、変則的なファンタジーバトルありきの『悪魔も踏むを恐れるところ』らしい。触手の恐ろしさと言ったらない
アイニーの秘密、そして、本来の実力も、少年漫画らしい設定
姉妹の絆が戻っただけでなく、アイニーとベリトの主従関係の誤解も解けたのも、喜ばしい限り
次回作を楽しみに待ちながら、代表作の『絶対霊域』を読んでみよう、と思っている
個人的にお勧めの話は、最終夜「灯されし未来」・・・ではなく、番外夜「そして、少し先の物語」・・・・・・でもなくて、カバー裏。クールで食いしん嬢キャラの美女が、修飾されまくりだが、一切の偽りがない、心からの美辞麗句に頬を赤らめる、反則的な可愛さだろう
この台詞を引用に選んだのは、四コマ漫画だからこその深さを感じたから。言っている事自体は、ごくごく普通。でも、概ね正しい。実力がある人間なら、両立しても大成する。だが、世の中、そう上手くいかない。なら、一つの事に専念して、それが形になってから、次のやるべき事に取りかかるべきだ。それを繰り返していけば、勝手に同時進行が出来るだけの地力が出来上がっている筈だ