【感想・ネタバレ】悪魔も踏むを恐れるところ 1巻のレビュー

あらすじ

【願うのならば戦え! それは王に至る戦いの物語。】
魔界では666年に一度、王が代わる。悪魔と人間の魔術師が組んで戦うバトルロイヤルで、頂点に立ったものが次代の魔王となるのであった。悪魔アイニーはある思いを胸に人間界に旅立つ! けれど、漫画の原稿に描かれた魔法陣に召喚され、魔術師でさえない人間と組んで戦うはめに…!? 真面目に戦いたいのに、誰もが不真面目! それでも王を目指すアイニーの苦闘を描いた、悪魔と人のバトルコメディ、ここに開幕!
(C)2015 Akuro Yoshibe

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Posted by ブクログ

『ポポポのお姉さん』ほどじゃないにしろ、こっちも画力の高さと、キャラクターの個性で作品に勢いを生んでいる感じ
もし、作品形式が四コマ漫画でなく、ストーリー系だったら、途中で読むのが苦になっていた可能性がないとは言いきれない
悪魔らが、王を決めるべく、人間をパートナーにし、バトルロワイヤルを展開するって流れなので、結構、アクション多めかと思いきや、コメディ要素の方が強い
血湧き肉躍る戦闘は、この作品の正ヒロイン・アイニーが本気じゃなく、お遊びでエロ漫画家・犬山に描かれた魔法陣によって誤召喚された時点で諦めましたね
バトル系っつーより、ラブコメ系だな、こりゃ
エロ漫画家と悪魔っ娘、ある意味、最強の組み合わせだ
他悪魔との戦闘もシリアスな雰囲気を醸しつつも、キャラ達があえて自分らからそれをブチ壊す感じも、結構、嫌いじゃない
触手LOVEな犬山を筆頭に、変人度が強すぎる人間らに翻弄され、苦労しているアイニーもアイニーで、何気にへっぽこヒロインってのも上手いな、吉辺先生
アイニーとの結婚、その願いを叶えるべく、真面目にふざけて頑張る犬山も、イイ個性の持ち主で、主人公に相応しいと言えるだろう
ある意味、この『悪魔も踏むを恐れるところ』で、まともな感性と常識の持ち主なのは、バラムじゃなかろうか。まぁ、若干、ダジャレをぶっ込んでくる点はくどいっちゃくどいが、そこは彼のチャームポイントとして受け入れられる・・・・・・容姿が容姿だから、チャームポイントなんて可愛い表現が似合わんのは残念だが
この作品のキャラで一等に可愛いのは、確実に、天馬葵・・・の盟友、ケルベロスだろう。怒ると角が黒くなるって設定、あざとい
ラストでは、何やら、不穏な空気を纏う新キャラが顔を出している。普通なら、剣呑な雰囲気に移行するんだろうが、やっぱり、コメディ世界に巻き込まれるんだろうな、この人も
この台詞を引用に選んだのは、何だかんだで、犬山に芯のある男を感じられるモノなので。折角、カッコよく決めたのに、自分でイメージダウンさせちゃうトコも高ポイントw

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2015年12月12日

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