あらすじ
両親を事故で亡くした女子大生・笹木唯は高額の報酬と引き換えに記憶消去薬「レーテ」の新薬実験に参加する。完全に閉鎖された施設で、天才科学者の監視のもと過ごす7日間。毎日記憶をリセットされる唯と5人の被験者たちだが、ある日目覚めると流血死体を発見して――。どうしてこの手は血塗れなの……まさか私が、殺したの? 驚愕のエンディングに戦慄必至の記憶喪失ミステリ。
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Posted by ブクログ
おもしろかったけど、ところどころのチープさが目立つ。
顔がめちゃめちゃ好みの性別不明って、性別不明なこと役にたった?
24時間の記憶を消すのと、”死”という概念を消すのと、”自分が死産をしたこと”の記憶が同列っていうのも、SFとしては物足りない。
そう、なんか物足りない。
Posted by ブクログ
トリックがキモの小説を読んでる途中でトリックに気づくこと。
これ以上につまらんことは無いぞ?
いや、まだこれ以上のどんでん返しがラストで待ち構えているに違いない。
さぁ、驚かせていただきましょう...
終わったぁ...。
一日ごとに記憶がリセットされ、同じ日を繰り返す7日間。
3日目で気づいてしまった。
これ、展開が「利休にたずねよ」だわ。
製薬会社オリンポスの役員を務める父が、母と共に交通事故で死んで以来、笹木唯は生物が死んでいる状態を受け入れることができなくなった。
さらに、父が会社の金を横領していた証拠を突きつけられて臨床実験に参加する事になる。
その内容は、人の記憶を消すことのできる薬、レーテの臨床だった。
7日間の臨床実験、記憶を無くして同じ日を繰り返すはずだが違和感が残る。
そして一日は、死をもって記憶が途切れる。