あらすじ
ぼたん雪のふりしきる冬の日、わなにかかっていた一羽の鶴が、貧しいまき売りの老人に助けられ、美しい布を織って恩がえしをする『ツルの恩がえし』ほか、心温まる日本の昔話の精粋39編を収録。遠いむかしから語りつがれてきた数々の伝承は、作者の清冽な心に洗われてほのぼのとした輝きを加え、大人と子供の世界の交流の場ともいうべき美しい夢想の境を構築している。
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Posted by ブクログ
全3巻に「むかしばなし」がぎっしり。楽しいものだけではなく、ちょっと怖いもの、悲しいもの、教訓めいたものなどがあり、お話の長さもいろいろ。漢字仮名まじりの、挿絵もない、ごく普通の文庫本ですが、坪田さんの情緒あふれた易しい文は子どもでも十分読めるので、ぜひ読んで欲しいです。大人になっても、読み返すたびに心が洗われます。幼稚園のころに父が買ってくれて、ぼろぼろになるまで何度も読みました。自分の国語力の原点はこの本にあります。
Posted by ブクログ
新潮文庫、坪田譲治著『日本むかしばなし集』は全部で全3巻あり、手元にあるのは1巻のみで、1巻39編中3つのお話を紹介する。1つ目は、竜宮から連れて帰った犬が死んでしまい、埋めた死体の土地から竹が生えて天の蔵底を破り、小金が降ってきた。一方、欲深い兄が死体を埋めると、竹は天まで届くのだがそこは天のはきだめで、底を破りゴミが降ってくるというお話。
2つ目は、梅干しを入れる不思議な壺があり、口が無くって底に穴があいているという...3つ目も同じ壺の話、30銭で勝った壺を返すから、渡した30銭とこの壺を足して、店先にある60銭の壺を持って帰るという話。昔話は子供向けと侮ってはならない。