あらすじ
ケイちゃんといると、新しい世界が開けてく。
友人に誘われて、気乗りしないままやってきた渋谷のクラブ。そこで朝日奈エミは、ケイという格好いいおねえさんに出会う。
慣れないクラブに居心地の悪さを感じていたことも忘れて、すっかり打ち解けた
エミ。もっと話したいと、ふたりはクラブを抜け出して夜の街へと駆け出していく。
……お酒を飲んで、しゃべって。気づけばケイの部屋で、ケイのベッドで一夜をともにすることに……って、あれっ??
ケイの不思議な魅力にひかれて、その後も頻繁に部屋へ出入りするようになるエミ。
ある日、ケイの計らいでエミがVJとしてクラブイベントへ参加することになり……
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
深夜重い扉を開いて地下のフロアへ下り、VJとミラーボールが反射する透過光を浴びながら低音に揺すぶられ、アルコールで朦朧とした頭で再び地上へ出た時の、朝の光の白さ。クラブ遊びをした人なら誰でも体験したことのあるアレを256%美しく描いてまた地下に降りたいなぁという気持ちにさせる傑作。
金回りうまく行かなくなってイベント消滅とか、DJ/VJネームでつながっていく友達とかのあるある話もしっかり盛り込んでいてイベント開催したことある人には特に響くかと。
三十路女ケイが可愛くていいですね。
西尾さんは秋葉原のクラブmogra界隈のイベントポスターでもおなじみで、夜の光の表現がとてもいいのです。クラブ未経験の人にも、これを読んで興味をもったらドアを開いてみてほしいなぁ。
おすすめ!