【感想・ネタバレ】二宮翁夜話のレビュー

あらすじ

実践的篤農家であり、国学・儒学・仏教に通じ農政哲学を追究する求道者でもある。そして一家、一村、一藩の財政再建にはリアルなプロ。尊徳翁、かく語りき。

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Posted by ブクログ

二宮尊徳というと学校に石像があり、寸暇を惜しんで勉強をしたということぐらいしか印象になかった。それも大事なことだが、そんなことよりもこの人物の深い教えを知ることのほうが大事だと思う。世界に誇ってもいい大人物だ。本の価格以上の価値がある本。

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2013年03月27日

Posted by ブクログ

人道と天道の話がよい。天道はエントロピー増大の法則。人道は天道の中にありながら,人としていかに行動するかの法則。道徳と経済の関係。じっくり吟味していく。

夜話というだけあって語り口調。音読にも適している。

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2020年04月11日

Posted by ブクログ

日本版論語。神道に儒教、仏教のエッセンスが合わさり形成された日本的思想に基づいた報徳経の思想はわかりやすく、すんなりと入ってくる。論語等古典を日本人の感覚に合うように取捨選択したうえで解説してくれるのがうれしい。

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2013年05月25日

Posted by ブクログ

二宮尊徳の教えを綴った本。体裁としては論語の様で、門人の福住正兄が二宮尊徳が他人や自分に対して言った事をそのまま綴っている。
言葉は平易で読みやすいが、その真意は深く、一つ一つじっくり考えていたら結構読むのに時間がかかった。
論旨の根幹となるのが、「勤、倹、譲」と「自然(天道)」。
前者は人の行為の基本となるもので、後者は理論の基本となるものと理解すればよいだろう。
人として真面目に、コツコツと励めと繰り返し説いている。
何でもインスタントに手に入ると思っている現代、二宮翁の言葉に従う事で、着実な実力と自信が身につく、そう思う。

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2012年09月23日

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