あらすじ
人気絶頂の最中、突然芸能界から姿を消した一人の芸人──。「タモリのボキャブラ天国」「進め!電波少年インターナショナル」など人気番組にレギュラー出演していたお笑いコンビ「松本ハウス」は、ハウス加賀谷の統合失調症悪化により、1999年活動休止。その後入院生活を経て症状を劇的に改善させた加賀谷は、10年ぶりの芸人復帰を決意する。相方・松本キックの視点を交えながらコンビ復活までの軌跡が綴られる、感動の一冊。
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Posted by ブクログ
統合失調症への理解が少し深まった。彼らから見えている世界がどのようなものなのか、少しわかった気がする。
また、加賀谷さん自身の精神的なアップダウンに、統合失調症の症状自体も影響を受けてきたことが分かった。
両親への恨み、離れていった友人への恨み、そういった負の感情から頑張ってきたことが、彼自身を傷つけてきたこと。そのことで統合失調症が悪化してきたこと。
一方、このような病気であっても芸人として復活できたのは、芸人の相方(松本キック)と加賀谷さんの母親の力であったことが印象に残った。
僕自身、仕事柄精神に課題を抱えた方々に接する機会が多いが、そういう困難な状況であっても人が生きていけるのは「他者」の力が大きいと改めて思った。
Posted by ブクログ
いろいろな要因が重なり、統合失調症を発症した、お笑い芸人だった加賀谷潤。
そういえば、松本ハウスというコンビがいたっけ。過ぎ去ってしまうと忘れられてしまうものなのですね。
患者の立場から見た統合失調症の症状がとてもわかりやすい表現で描かれている。
今思えば、このときから幻覚や幻聴がはじまったんだ、ということや、症状を悪化させてしまった要因が薬の飲む量を自分勝手に変えてしまったことだったということなど。
精神科の医師が患者本人がどのように感じて症状が悪化してしまうのか、など内容について、とても参考になると書いていた。
加賀谷さんはどんなに自分がつらいときでも、他人に対して、悪く言ったり、そもそも悪く思うようなこともしないところが好感がもてた。
育った環境については子ども時代不満はあったようだが、母親の愛情によってなんとか今の生活を送れるところまで回復することができた。
親は本当にありがたいね。
そして、相方のキックさん。いままで10年も加賀谷の事を気にかけていてくれてありがとう。
私、「カッ・ガッ・ヤッでーっす!!」を忘れちゃっててごめんね。
これからは応援しますね。