あらすじ
入社3年目の書籍編集者・宮本(みやもと)は仕事に対する情熱を失いかけていた時、担当作家・藤原(ふじわら)宅で薔田(そうだ)と遭遇する。わずか3冊の本を出版した後、消えてしまった幻のカリスマ作家・薔田は宮本が編集を志したきっかけとなる憧れの作家だった。薔田の新作を世に出すという目標ができた宮本は、熱心に執筆依頼を始めるが――。
担当の人気作家と憧れの元カリスマ作家の恋を静かに見守る若手編集者、3人それぞれの想いを丁寧に描いた一筋縄ではいかない感動ラブストーリー連作☆
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
タイトルがまず気になって読んでみたら、まんま、しっとりと大人な内容でとても良かったです。タイトルである程度ネタバレしてるので、その手のネタが苦手な人は手に取らないだろうと作者のあとがきにありました。何て親切…!
Posted by ブクログ
吉池マスコさんはギャグも得意とする、エロも得意とする、なので一見BLの世界観だけで作品を描いているように見えてしまうのだが、最も得意とするのは「喪失と再生」の切なさと喜びの表現じゃなかろうか。おバカなエロと落ちぶれて自分諦めた男の自暴自棄でさえないしょぼくれた存在感が同居する作風が物凄く好き。
薔田先生のCVがみきしんでしか聴こえてこなかった…編集者・宮本はノジケンで!!