あらすじ
世界一読まれている本「聖書」が編纂された背景や世界観等をわかりやすく解説しており、入門書として最適の一冊です。
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Posted by ブクログ
旧約、新約 どう違うのか、救われる人がJewishのみか、信じるということで救われるレートに乗れるのか
神を信じることで神が(殉教したキリストが)我ら人間に与えし生命エネルギーを得ることが出来る。
聖書ってこういうものだったのだ、ってのが若干ウザい口調ながらわかりやすく入ってくる。
Posted by ブクログ
お父さんがオススメしたので読んでみた。
世界はキリスト教の論理で動いているため、国際社会に生きる者としてはこの論理を理解していないと国際化、欧米化の流れに流されてしまう危険がある。
本の中では高校生が将来のことを考える上で聖書の理論を知ろうと勉強していく過程が書かれており、話しことば体なので読みやすい。
「イエスが十字架にかけられて人類は救われた」ってただのオカルトだと思っていたけど、それなりの論理がきちんとあるのだと初めて知った。分かりやすかったしね。一部信者じゃないと分からないような理論の通し方もあったけど。
Posted by ブクログ
日本人と外国人との差異。考え方の違いに遭遇し、困惑した経験をもつ人間は少なくなかろうが、どうしてそのような事象が働くのか説明できる人間は少ないに違いない。本作は、そのことを宗教という側面から述べた思想書的側面をもつ、入門用聖書解説書である。
そもそも我々日本人は、宗教というものに関してとんと疎いが、根底には儒教と呼ばれる中国と同じ思考が広がっている。儒教的な思想が強い文化圏では慣習法が優先されやすく、法律上では許されても社会が許さない文化になりがちで、結果的に「共同体」の側面を強く帯びた思想が人々に育ちやすい。コロナ禍の昨今、自粛警察にはじまるネット上の騒ぎを知っているものなら、指摘されずとも理解されうる話なのではないだろうか。
だが、西洋圏においては、法律に書かれていない事柄なら問題ないという明文法という思想が優勢である。そう考える理由こそ、聖書にあるのではないかというのが作者の主張(というか一般的な考え方)だ。
信じるものこそ救われる。その言葉にすら深い意味を持つキリスト教。世界最大のベストセラー聖書について無知というのは、罪深きことである。さすがに聖書そのものを読むのは難しくとも、入門書に触れ、大まかな梗概ぐらいは掴んでおくべきだろう。暇な時に店頭で手に取ってみてはどうだろうか?