【感想・ネタバレ】里見義堯 北条の野望を打ち砕いた房総の勇将のレビュー

あらすじ

滝沢馬琴の名作『南総里見八犬伝』で知られる房総の戦国大名・里見家。しかしその実像はこれまで、史実とフィクションの入り混じった八犬伝によって、かえって陰に隠れてしまっていた。本書は、里見家中興の祖・義堯の波瀾万丈の人生を描いた長編小説。甥・義豊との骨肉の争いを制して里見家の当主となった義堯は、安房一国を統一、関東制覇を目論む日の出の勢いの北条氏に敢然と立ち向かう。敵味方入り乱れての戦いが続く関東の地で、一時は房総半島全域に勢力を拡大するも、北条氏に二度までも大敗。絶体絶命の窮地に陥るが、そのたびに義堯は家臣一丸となり、不屈の闘志で存亡の危機を乗り越えていった……。弱肉強食の覇道が横行する戦国にあって、宿敵・北条氏からも「仁者必ず勇あり」と、その人柄と戦いぶりの見事さを称えられていた里見義堯。北条の野望を阻むとともに、ひたすら領民の安穏と繁栄を願い、戦いに明け暮れた勇将の真実の姿に迫る力作。

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Posted by ブクログ

よく知らなかった武将の話だった・・・でもこれはいい。
フツーに小説として完成度の高い1冊ではないだろうか。

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2010年07月01日

Posted by ブクログ

里見八犬伝で有名な安房の戦国大名里見義堯の文庫本。
はっきり言ってあまり知らなかった(笑)。息子の義弘のほうが知っていたかな。
でも読んでみたら読みやすくなかなか面白かった。
義堯がいなかったら里見家はもっと早くに滅んでたかも。

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2009年10月15日

Posted by ブクログ

房総半島の片隅を支配していた里見家の北条家との攻防が主題。でも、戦国大名の抗争が弱小大名に与える影響ってこうなのねと読み取れます。

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2009年10月04日

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