【感想・ネタバレ】斜陽日記(小学館文庫)のレビュー

あらすじ

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太宰治の出世作『斜陽』の下敷きとなった、回想録的な日記。太宰の“愛人”として娘・治子を生んだ太田静子が、1945年の春から12月までの日々を太宰に勧められるままに綴って渡したもの。 『斜陽』の「人間は恋と革命のために生まれて来たのだ」の一節など、文面がまったく同じ箇所も多く見受けられ、太宰がどのように“文学”に昇華させたかがわかる貴重な資料でもある。

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Posted by ブクログ

太田静子さんは太宰治の奥様でした。今作は太宰著の『斜陽』の元となった作品。二冊を比べて読むと本当に面白い。個人的には『斜陽』より『斜陽日記』が好き。

1
2009年10月04日

Posted by ブクログ

太宰の代表作となり「斜陽族」という流行語まで生んだ『斜陽』のかずこのモデルとなった太田静子の日記。というより正確に言うなら、『斜陽』はこの日記を太宰が加筆修正、没落とその中で強く生きる女性という美しい世界観を作り上げた。当然『斜陽』の文と重なる、否、そのまんま、ってところだってある。比べながら読むと面白いだろう。まったく罪な男。

1
2009年10月04日

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