【感想・ネタバレ】中国の正体 社会主義の衣を脱いだ封建王朝のレビュー

あらすじ

櫻井よしこ氏、推薦! 「中国の実相は日本人の想像を絶する。その真実の姿を、本書を通して知ってほしい。」著者の北村稔氏は、こう語る。中国共産党がたどった社会主義革命への道は、目標とは全く異なる社会を出現させた点において、大悲劇であった――。本書は、清朝末期から現代に至るまでの中国の歴史を俯瞰しつつ、中国共産党がいかにして誕生し、いかにして国民党に勝利して政治権力を掌握したのか、そして今日の混乱に至った真因を解き明かしたものである。中国との向き合い方が喫緊の課題となっている今、日本人必読の書と言えよう。

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Posted by ブクログ

西欧における社会主義の発展と中国における受容に関する専門的な論考が多く、現代中国に関する書籍かと思って読むと期待外の内容が冒頭延々と続くので読みにくい。後半の大躍進政策や文化大革命に関する記述には目を見張るものがあるが、辿り着くのが辛いのと、習近平政権以降に書かれているにも関わらず、それについての記述は無い(基本的に文革まで)。元々、国共合作の研究をベースに書かれているので、その部分の記述がどうしても多くなるのは仕方がないが、タイトルから期待される内容とは異なる内容で、もう少し現代の一般的読書やビジネスマンの関心に沿うように書けなかったかと思う。

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2020年06月27日

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