あらすじ
女には男が必要で、男は仲間を求める
通夜に集まった昔の仲間たち。かつて誰もが恋した美しきチェリストとの再会が、男たちの運命を変えていく。著者最後の純愛長編
\ レビュー投稿でポイントプレゼント /
※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
政治家でもある石原慎太郎がどんな純愛小説を書くんだろう、と興味しんしんで手に取った。
知人が亡くなり久しぶりに集まった辰野と昔の仲間たち。
仲間たちの憧れのチェリスト西条久美子と辰野は20年ぶりの再会を果たす。
20年前愛しあっていながら、突然辰野の前から姿を消してしまった久美子。
その理由と彼女の苦しかった思いを知り、若い彼女がいながらもう一度久美子を選んだ辰野。
ハッピーエンドで終わるのかと思いきや、悲しみの結末に。
ヨットレースやポーカーなど作者の若かりし頃の道楽が伺えて、その辺りは昭和を感じた。
大人の男女の恋愛を教えられた気がした。