あらすじ
想像してみてください。70歳の自分。
そばにいてくれる人は、いますか?
血縁・地縁・社縁が急速に失われつつある日本。
「無縁社会」という現実を前に、私たちになす術はないのだろうか。
希望はある。
「多縁」=「血縁・地縁・社縁ではとらえきれない、新しい縁」に基づいた、
自由で、豊かで、幸せな暮らしが、静かに、しかし着実に広がっている。
【本書で取り上げた事例】
・「2.5世帯住宅」という住まい方
・0歳から89歳まで、47人の他人が暮らす家
・子育てを助け合うシェアハウス
・2つの「ジモト」を持つ暮らし
・土地をシェアする商店街 等
核家族という「細分化しすぎた」住まい方を超えたこれらの暮らしは、
「無縁社会」への創造的対処法であり、日本の未来における希望でもある。
本書では綿密な取材に基づき、「多縁な暮らし」をレポートする。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
この本を読んで、それからふと自分のもつ縁の貧弱さに気づいて、生き方を少しずつ変えてみようか、という気になった。
自律した自分でいつつ、緩やかに縁を保つ、という在り方に憧れる。
Posted by ブクログ
縁の作り方というか、住まいの考え方の多様性を知ることができた1冊。
決して楽な方法ばかりとはいえないし、楽観できるものばかりではないけれども、将来を悲観する必要はないかも、と思いました。
自分の人生も半分を過ぎたころですし、そろそろ終わりのことも考えないと、と思っているのですが、そんな自分の参考になりました。