あらすじ
◆神の悪戯か、それとも試練か――穢れなき少年達を襲う残酷な運命、奇跡の最終章。◆1212年、フランスの田舎町。神に選ばれし子・エティエンヌは、12人の仲間と共に「少年十字軍」を結成し、聖地エルサレムを目指していた。ユーゴ率いるテンプル騎士団と合流し、旅路は順調かに見えていたが、心を許したユーゴの裏切りによって、いつしか破滅の音が響き始める。次々に斃れていく仲間達。押し寄せる絶望と憎しみ。 過酷な旅の果てに辿り着いた先は……。
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Posted by ブクログ
やっぱり残酷な終わりだったね…エティエンヌは神聖と優しさが同居したような少年だったな。神聖な部分はエルサレムへ行ったかもしれないけど、素直な心はずっと木のところにいてニコラと共にあったとしたら、ロマンチックだな~。
表紙がギーで意外な感じ…彼は仲間を大切にすることは盗賊の中で培ったんだろうか。意外と少年十字軍に溶け込んで、頼りにされて、生き残ったし、やっぱりふさわしいかもね。死ななくていいのに…とも思ったけど、剣を持たなくなる程の情を持ったってことを示してるんだよね…切ない。
ニコラは町の小さい教会か何かに落ち着いてたんだろうか…元は字が書けるようには思えないし。