あらすじ
本格化するエンタープライズシステムのクラウド化に備えよう!
近年、急激に進んでいる日本企業のグローバル進出にともない、エンタープライズシステムのクラウド化が注目を集めています。
いまや、さまざまなサービスでのクラウド利用が本格化し、“クラウドファースト”という言葉もすっかり定着した感があります。しかし、これまで企業で用いるエンタープライズシステムは、SI(システムインテグレーション)によるオーダーメイドなシステム構築が一般的であったため、既製品ともいえるクラウドサービスは一定の前提条件が付いたうえで採用されることが多い状況でした。
ところが、近年ではクラウドサービスプロバイダーが多数現れ、選択の幅が広がり、機能も網羅的になったことで、エンタープライズシステムをクラウド上に構築する際の制約も、かなり少なくなってきました。また、従来より懸念されていた性能やセキュリティに関しても、オプションサービスが充実してきたことによって担保しうる状況になってきており、企業が積極的に採用できる土台ができあがってきました。グローバル進出を進める企業が持つ、システムのグローバルにおける標準化や統制構造の構築といったニーズに対して、クラウドの利用は大きな力を発揮します。
本書では、通信キャリアであるNTTコミュニケーションズ株式会社が提供するプライベートクラウドサービス「Enterprise Cloud」を軸に、クラウドを利用した企業のICT基盤整備について、事例を基にした構築手法などを解説します。一歩先を見据えたICT戦略を考えるエンジニアの方にお勧めです。
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感情タグBEST3
Posted by ブクログ
# ECLの特色
* SLA 99.99%
* 同社のVPN接続サービス「 Arcstar Universal One 」の利用時に、個別の回線を引き込む必要がない
* 通信事業者としてのノウハウを活かした独自のD-DOS検出装置(SAMRAI)によるD-DOS攻撃対策
* ポータルサイトのカスタマイズ(アイコン、ロゴ、ユーザ管理機能など)が可能
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# Oracleライセンス
## 仮想サーバにおけるOracle ライセンス料
* DB利用するユーザ数に応じて支払う
* 物理CPUの数に応じてライセンス料を支払う
-> 仮想サーバの場合、物理CPUのリソース分割をするので、ライセンスを算出できない
-> クラウド事業者はOracleと特別契約などをして、クラウド上の仮想サーバーでも、Oracleの運用を可能に。
## BYOL
自分のライセンスを使用するという意味で、クラウド環境にライセンス支払い済みのソフトを持ち込むことができる
オンプレミス環境で使っていた既存のライセンスを継続利用可能
* 新規のライセンス費用が不要
* ライセンス追加時もクラウド事業者へのライセンスを購入可能
## Oracle RAC
* 複数DBインスタンスで可用性を高める
## ストレージ
HDDから、高速なフラッシュストレージへの移行する傾向にある。
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